コラム 第十七回 ガラホについて思ったこと
先日、70代の母から「ガラホに変えたのですが、使い方がよくわかりません」というメールが届きました。何かを購入する前には事前にわたしに相談するように言っておいたのですが、後の祭りです。
話をよく聞くと、もはやガラケー(フィーチャーフォン)は店頭においていないので、ショップから巧みな誘導をされたようです。スマホは難しいから覚えたくない*1という、方に「従来どうりの操作でいけます。」と謳っているようですが、多分ムリでしょう。
まず、ガラホについてはWikipediaの項目を参照してください。ガラホ - Wikipedia
私の意見を申し上げますと、ガラホは「簡単なスマホ」ではありません。
ガラホは「わかりにくく、教えにくくなったガラケー」です。
結局、忙しい(ブログの更新も満足にできない程です)合間を縫って実家に急行する羽目になりました。
実際に使って感じた欠点を列挙します。
①Androidでありながら、Google Playストアが利用できない。
つまり、JWLibraryをインストールすることができません。
母の場合、通話専用と割り切っていたようですが、
プリインストールされているLINEが理解できないので、
結局割高になります。
②標準のAndroidと全く異なる操作系にカスタマイズされているため、
援助者として問題を解決するのに非常に手間取る。
メーカー独自のインターフェイスが採用されています。
機種によって操作系が違うということはAndroidでは珍しくありませんが、
ガラホはメニュー階層も含めてAndroidの常識が通用しないと感じました。
いわば、メニュー項目が複雑になったガラケーです。
すべてゼロから試行錯誤しながらのソリューションを行う必要があります。
結論
ガラホの操作を覚えようとするくらいなら、いさぎよく、Androidスマホにしていただいたほうが、教える側としても助かります。
ランチャーやIMEをシンプルなものに切り替えることができるだけでも、双方にとって負担が軽減されます。
フリック操作を覚えたくない、と決意している人以外は、ガラホからスマホから迷っているのであれば、スマホを選んでください。そうすれば、助けられます。