JWLanguage(Android版)を使いこなす 第1回 JWLanguageアプリの価値について
お待たせしました。今回から、2014年にJWによって開発された多言語学習アプリ「JWLanguage」を使いこなすシリーズがスタートすることになります。この記事も、私が以前Google+で連載してた記事を、現在の仕様(バージョン2.6.2)に合わせてすべて書き直したものです。
アプリのロゴマークとテーマカラーは、JWLibraryでは紫色でしたが、JWLanguageアプリでは明るい緑色です。爽やかでいいですね。
つい最近になるまで私達の公式サイト、JW.orgではこのアプリについてのごく簡単な紹介ビデオ
がアップされていましたが、最近は次々と新しいコンテンツが追加されJW Languageアプリ | JW.ORGヘルプに、このアプリの機能についてのごく簡単な紹介が追加されたようです。
それで、このブログでは、前シリーズ「JWLibraryを使いこなす」と同様、実用的な使い方ができるような解説を中心に記事を書いていきたいと思います。
見過ごされてきたアプリ
JWLanguageは言語の修得に特化したアプリであるため、外国語での宣教をあまり志していないと、現役のJWであってもインストールすらしようとしないかもしれません。現に「ランゲージ? なんですかそれ?」と答えた方もいました。
言うまでもなく、外国語や電子機器をの用い方を学ぶか学ばないかは個人の自由意志で選ぶことができます。それでも今の時代、それらのいずれか、あるいは双方の使いこなし方を学ぶべき理由はかつてなく増大しているように思われます。
それは、人々がますます流動的になり、区域内で生じるシチュエーションがますます多様化しているからです。 事情が許されるなら奉仕者は、手話や外国語などを個人的に学んだり、とっさの一言のような場面でも証言する方法に目ざとくあるよう励まされてきました。
JWLanguageは再評価すべきアプリだと言える理由
勉強のためには有用な良いツールが必要です。
国際化・多様化が多くの場所で進む今の時代、JWLanguageは私達が宣教の幅を広げることによって喜びを保ち、今まで見過ごされがちだった方たちにも聖書のメッセージが届くよう奉仕者を助けるために開発されたアプリなのです。
本アプリは単なる辞書アプリにとどまらず、語彙、文型、文法を習得するために必要な機能が集約されています。
本アプリはJWが外国語で伝道活動、聖書レッスンや集会の司会を行えるようにするという明確なコンセプトにもとづいて開発されたため、一般の辞書・参考書では扱われていないような語彙や言い回しが収録されています。
本アプリは完全無料アプリです。費用の点で語学学校に通ったり海外留学が実現できない方にとって敷居が高いものではありません。
どんな言語であっても、修得には時間がかかるものです。また、勉強法もまちまちです、このアプリ以外にも効果的な学習方法はあります。言いたい表現が収録されていて、いつでも練習でき、無料なのですから、検討する価値は十分にあるのではないでしょうか。
ですから、もしあなたが家から家の奉仕などで「外国人にお会いしたが何をどのように言ったらいいかわからない」と困った経験があるJWなら、JWLanguageは活用する大きな価値があると私は確信を持って言えます。
相手がどの国の出身者であっても霊的な話題について会話できるなら、『受けるより与えるほうが幸せです。』という言葉の真実さを経験できます。(使徒20:35)
JWLanguageを『使いこなせば』必ず、家から家や公の場所での奉仕、聖書レッスンや集会の司会やコメントが外国語で行えるようになるでしょう。
早速Google Playからダウンロードしてみましょう。次回はインストールについて説明します。
Android最新バージョンが間もなくリリース
いろんなニュースサイトやAndroid系ブログが取り扱っているように、最新のAndroidOS バージョン8.0が今週リリースされる模様です。
日本時間の 8月22日 午前3時40分からAndroid Oの正式発表イベント「Android O Reveal NYC」が開催されるそうです。
深夜ですね。確実に寝てます。ガジェット系のニュースアプリの速報で情報が確定したら、まとめてみることにしましょう。
さて、遊び心満点のGoogleらしく、バージョン1.5以降の全てのバージョンには別にアルファベット順のコードネームが存在します。そして、今回はAndroidO(オー)ということになり、さらに豆知識として、それぞれのアルファベットを頭文字としたお菓子の名前が正式なコードネームとなっています。
Androidのバージョンの変遷とお菓子コードネーム
2009年
1.5 カップケーキ Cupcake
1.6 ドーナツ Donut
2.0-2.1 エクレア Eclair
2010年
2.2-.2.2.3 フローズンヨーグルト Froyo
2.3-2.3.7 ジンジャーブレッド Gingerbread
2011年
3.0-3.2.6 ハニカム Honeycomb
4.0-4.0.4 アイスクリームサンドウィッチ Ice Cream Sandwich
2012年
4.1-4.3.1 ジェリービーン Jelly Bean
2013年
2014年
5.0-5.1.1 ロリポップ Lolipop
2015年
6.0-6.0.1 マシュマロ Marshmallow
2016年
7.0-7.1.2 ヌガー Nougat
そして今年、2017年が Android8.0 コードネームとしての有力候補は
オレオ Oreo です。Googleのことですから、大どんでん返しを食らわしてくるかもしれませんが……。
単なる愛称としての名前など我々エンドユーザーには何のメリットもないといいたいところですが、お菓子の固有商品名が採用されたのは今回がKitKat以来の2回めです。これはちょっと期待できるかもしれません。
お菓子メーカーとのコラボの可能性
そして前回KitKatが発表された時、懸賞キャンペーンが行われ、Nexus72013版が当選商品になりました。私も乏しいお小遣いからKitKatを優先的に買って何口か応募した記憶があります。
買い替えたくてもお金がない、Androidにも興味はあるお金を払ってまで乗り換えたりはしたくない、という方ならOreoキャンペーン、狙い所かもしれません。
とはいえ、残念なことにOreoは国内生産が終了してしまいました。私は中国を旅していた時、きゅうり味のOreo(公式品)なども買ってあまりの不味さに撃沈した経験がありますが、その件がトラウマとなり現在もOreoに関しては食指が動きません。
今回予想されるキャンペーン、全力でスルーしそうです。
新旧のOreoを比較した記事も見つけました。
いずれにしても、気になるのは商品ですね。ベンチマーク大王として名を冠したNexus9*1が、もしタダで貰えるなら御の字でしょう。
一台目として使い潰すためのエントリーモデルとしてならNexus9、まさにAndroidに乗り換える方にとっての渡りに船です。
Androidのバージョン確認方法
1.ホーム画面で「メニューアイコン」をタップします。
2.画面が変わりましたら、「設定」をタップします。
3.設定画面で「端末情報」という項目を探して、タップします。
4.Androidバージョンの下に記載された数字がOSのバージョンです。
2014年以前の端末をお使いの方は、セキュリティ的、性能的に使用限界が近づいています。目立った故障がないとしても、動作に問題が起きていたり、不安定な挙動が散見されるなら、バックアップをとって設定から、リセットするか、この秋冬に発売されるAndroid8.0が搭載された新機種に思い切って買い替えてしまうことを検討しても良いと思います。
Android8.0では少し使いやすくなる部分もあれば、私達JWにとってはあまり必要とは感じられない機能もあります。機能追加としては、そろそろネタ切れなのではないかとさえ思えます。複雑化するよりは、親切さの伴ったシンプルさを忘れないデザインが実現されていれば良いですね。
個人的に当分買い替えは考えていませんが、今誰かに勧めるとしたら、現在は2年ほど前くらいが劇的に品質が向上したHuaweiのMediaPadのMシリーズが鉄板ですね。いずれ発売されるであろうM4がどれほど頑張ってくるかが楽しみです。
JWLibrary(Android版)を使いこなす 第32回 バックアップを復元する
自分でバックアップを作成できた方にとって、復元はそんなに難しくはないと思います。大切なのは復元するべきバックアップを間違えないことです。
Google Driveなどのクラウドに保存している色んなデータがごく限られている方であれば、バックアップデータを見つけるのはかんたんでしょう。
写真や、その他のデータを色々と保存して要る方は、前回31回でとりあげたように、バックアップ専用のフォルダにひとまとめにしてしまうのがコツです。
では、早速、操作解説に入ります。
バックアップの復元のしかた
個人研究カテゴリを開き右上のメニューから「バックアップの復元」を選択して始めます。復元は「バックアップを作成」の下にあります。写真の例は、動作確認のため、アプリを一度アンインストールしたのち、再びインストールしてメモが空っぽの状態から始めています。
ご覧のように、メモは空っぽです。バックアップしていなかったら、コツコツ作ったメモはすべて消えてしまったことになります。
「バックアップを復元」をタップすると、次にやるべきことはバックアップデータの選択になります。特別な理由がない限り、ファイル名に含まれている日付の新しいものを選べば大丈夫です。
データのサイズをご覧いただけばわかりますが、バックアップのデータサイズは微々たるものです。ですから、こまめにどんどん作りましょう。バックアップデータの作り過ぎが原因でクラウドストレージの容量が圧迫されるというはまずありません。
復元データを選択すると下のような表示が出ます。
ここでは「復元」を選択してください。端末名やその下の時間は特に気にしなくて構いません。
驚かれる方もいるかもしれませんが、わたしの会衆では「上書きする」という言葉の意味がわからない方がいました。
上書きとは、既にあるデータを新しいデータに置き換えることです。一度上書きで置き換えてしまうと、前のデータは消えてしまいます。*1
復元作業が自動的に始まり、完了します。環境によっては少し時間がかかりますので、辛抱強く待ってください。
メモとそれに付けたタグのデータがバックアップを作成した当時の状態に復活しました。これで一安心です。
バックアップ復元は、作成に比べれば簡単です。また、同じバックアップデータを色んなデバイスで復元することも可能です。
つまり、
②タブレットからそのバックアップを復元する
という操作をすれば、スマホのバックアップをタブレットに上書きすることもできます。つまり、手動ですが、異なるデバイスのデータを同期できます。
注意点
誤って古いバックアップデータを復元してしまった場合、そのバックアップデータより新しい日付に作成したメモやタグはすべて端末から消えてしまいます。くれぐれもお気をつけください。
同じ理由で、一つの端末を(同じアカウントで)複数の人が共有している場合、個別にバックアップはとれますが、復元には注意が必要です。
A兄弟がタブレットにコツコツ作ったメモをバックアップし、
B姉妹がスマホで作った自分用のメモをタブレットで見ようとして
A兄弟のタブレットにB姉妹のバックアップを復元した瞬間
もともとタブレット内にあったA兄弟のメモは
すべてB姉妹のメモに置き換わります。
他人の端末で復元を実行する方はまさかいないと思いますが、もし、A兄弟がバックアップを何も作っていなければ、悲惨です。
Android端末は自分専用の端末を持ったほうが良いでしょう。経済的余裕がなく一つの端末を複数の人が共有せざるをえないのであれば、必ずそれぞれの使用者が自分のアカウントを作ってから使うようにしましょう。
端末の「設定」→「ユーザー」から追加することができます。
さて、これで、ひとまず「使いこなすシリーズ」JWLibrary編は休憩ということになります。また、ネタや発見があれば、続きを書こうと思っています。
まだまだ暑いスーパー酷暑が続きますので、ご自愛ください。わたしも奉仕、割当、仕事、ブログ更新などバランスを取りながら頑張っていきます。
では、新シリーズ「JWLanguage(Android版)を使いこなす」をお楽しみに!
*1:「上書き保存」はケータイに登録した知人の電話番号が変わった際に使います。古い番号を編集して新しい番号に書き換えたら、上書き保存します。上書き保存の仕方を理解すれば、番号違いの同じ人のデータがいくつもある、ということにはなりませんし、使うことがない古い番号は都合よく消去されますから間違い電話の元にもなりません。
JWLibrary(Android版)を使いこなす 第31回 バックアップの保存先の管理(上級編)
第29回でGoogle Driveにバックアップを作成する方法について取り上げたように、保存先を作成するタイミングはバックアップを作成した直後が一番簡単です。
もちろん、あらかじめ、保存先をこしらえておくこともできます。
また、後から、バックアップを別の場所に移動したり、コピーしたり、必要の亡くなったバックアップを削除することもAndroidなら簡単に行なえます。
この際いい機会ですので、ファイル操作のやり方についても解説していきます。スマホやタブレットだけを所有していて、パソコンを持っていない方もおられるようですが、Androidのファイル操作はパソコンとよく似ていますので覚えておいて損はないでしょう。
ファイルとフォルダー
コンピュータの世界では、データはファイルと呼ばれる入れ物の中に入っています。ユーザーはファイル単位で、データを動かしたり、消したり、コピーしたりすることができます。
また、いくつかのファィルを別のファイルにひとまとめに入れることもできます。こうしておけば、関連性のあるファイルを見つけやすくなります。ファイルを入れたファイルのことをフォルダーということもあります。
ファイルやフォルダーには好きな名前をつけることができます。ユーザーが自分で作っていないファイルにも初めから名前がついています。大抵は英語なので大体の意味が分かるファイルもあれば(Downlaod、Camera、Document)、まったく意味不明な名前のものもあります。すべてわからなくても構いません。
Androidのファイル管理は超便利!
では、今回の本題に入りましょう。
Androidの大きな特徴として、ユーザーが本体内部のファイルやフォルダをいつでも自由に参照したり、編集(追加、複製、削除、移動、名前の変更)したりすることができるという点があります。
このようにファイルを閲覧・管理するためのアプリは「ファイラー(アプリ)」と言います。「ファイルマネージャー」「ファイルエクスプローラー」などとも呼ばれます。Windowsパソコンを使っている方にはおなじみの用語ですね。
ファイラーは初めから端末にインストール済みの場合もあり、大抵は発売したメーカー製のアプリが入っていることが多いです。気に入ればそのまま使っていただいて構いません。
もし初めから入っているファイラーが気に入らないならGoogle Playでサードパーティ製のファイル管理アプリをインストールすることもできます。
実際に、Google Playで「ファイル」というキーワードで検索してみました。
どれを使うか迷うほどあるのですが、中には怪しいウワサがあったアプリもありますので、インストールする前にユーザーのレビューをよく見たほうがよろしいかと思います。私はZenPADに初めから入っていたASUS製の「ファイルマネージャー」がシンプルで見やすくて気に入っています。
アプリを起動すると、ホーム画面はこんな感じで、データはカテゴリ別に分類され、内部ストレージ、増設ストレージの使用量、空き容量の状態も一目瞭然です。
このアプリではJWLibraryと同じく画面左からのスワイプ操作でメニューが開くので使いやすいと思います。
他社製のアプリも基本的には同じようなものですが、高機能なものほど複雑になる傾向があります。(ファイル圧縮・展開などの機能がついたものもあります)
メニューでは内部ストレージ、microSD、ネットワークストレージ(NASなどネットワーク接続される記憶装置)、クラウドストレージ(追加操作が必要だがそれほど難しくはない)が表示されます。
ファイラーから直接新規フォルダを作成する
バックアップを保存するフォルダをいきなりクラウドに作ってみます。
私の使っているファイルマネージャーでの操作説明となりますが、別のファイラーでも、新規フォルダ作成、などのメニューをたどれば応用できると思います。
1.アプリを起動して、クラウドストレージを参照する(クラウドアプリのアイコンとメールアドレスが表示されているのでタップして選択する。)
2.オンラインでGoogle Driveを参照すると読み込みが行われる。
ネット環境次第で少し時間がかかる場合もあるが、通信が終了すると現在保存されている内容が表示される。画面右下にある丸い+印をタップしてフォルダを新規作成する。
3.フォルダに名前を付ける。日本語での入力も大丈夫。タイトルが決まったらOKをタップするだけ。
4.ドライブ内に「メモのバックアップ」というフォルダが作成された。最新の変更なので、一番上に追加されていることが確認できる。
以降、色んな端末からオンラインでGoogle Driveにアクセスすると、この変更がきちんと反映されます。ただし変更の反映が完了する前に、別の端末でアクセスしてしまうとデータの整合性に食い違いが生じるので(「競合」と言います。)気をつけてください。
データの「競合」はある端末でオフラインで編集した後にほったらかして、別の端末で同じファイルに変更を加えた場合に起こりがちです。2つの編集データが生成されてしまいます。変更を加えたなら、かならずクラウドと通信して最新の状態に更新してからアプリを終了するようにしましょう。
ファイラー操作ができると、電子データの整理整頓のすべを身に着けたことになります。今後色んなアプリのデータを管理したり、探しやすくすることが劇的に楽になります。
ファイル名を変更する操作は、タブの名前の変更操作と共通しているので、こうした操作に慣れることでJWLibraryk個人研究カテゴリを整頓するスキルもアップします。慣れてしまうと、英語表記にも抵抗がなくなっていきます。
AndroidとiOSの大きな違い
これまでの開設でおわかりのように、Androidはファイルへの直接的な操作をユーザーが行えてしまいます。また、作られたファイルは形式が対応しているならインストール済みの別のアプリに受け渡して利用することもほとんど制限なくできます。
要約すると、一つのデータにユーザーや色々なアプリが自由に接触し、利用することがAndroidでは許されているわけです。
一方、iOSデバイスでは作成されたファイルはアプリ単位で管理されています。言い換えれば、そのデータを作成したアプリの操作の範囲内でしか取り扱うことができません。(一部例外もある)
つまり、iOSデバイスはユーザーがファィルを管理するという概念も機能も無く、アプリ間の連携がAndroidほど自由にはできないのです。
パソコンとAndroid端末のデータ転送
また、パソコンをお持ちであれば、タブレットやスマホとの間で直接データをやり取りすることができます。これは無線でもできますが、手っ取り早くケーブルをつないでもできます。
お使いの端末の充電に使うケーブルからアダプターを取り外し、ケーブルをパソコンのUSB端子に挿して端末と繋いでみてください。しばらくするとパソコンはAndroid端末を(巨大な外部ストレージ、もしくは電話機として)認識します。
その状態で、パソコンがわからAndroid端末をクリックすると、Android端末の中身を見ることができます。保存されたデータがどういうファイルに入っているかが丸見えになり、データの転送や操作がパソコン側からできます。こうした有線接続によるデータ管理ができるのもAndroidの特権です。
ただし、ケーブル接続によるデータ転送をするには、次の条件を満たさなければなりません。
①ケーブルがデータ通信にも対応していること(充電専用ケーブルは不可)
②Android端末を「USB接続時はデバッグモード」にすること*2
また、パソコンと有線接続している間は充電もされます。
ファイル操作の注意点
データのやり取りや編集はとても便利ですが、くれぐれも誤操作によって大事なデータを削除してしまうことがないように気をつけましょう。消すべきでないシステムデータを削除すると端末は正常動作しなくなり、最悪の場合再起不能になります。
Androidではファイル名の先頭に、.(ドット)を付けるだけでそのファイルは非表示になります。非表示にしたファイルを表示するにはもう一度名前の変更からドットを消すか、ファイラーのメニューから「非表示のファイルを表示」にチェックを入れることで表示できます。
すこし、専門的な内容になってしまいました。パソコン嫌いな方にはこのあたりがAndroidが敬遠される点だと思います。パソコンに慣れた人であれば、このあたりに親和性を感じることでしょう。とはいえ、今のiOSが今のAndroidより明らかに使いやすいとも思いませんし、今のAndroidが初心者に親切だとも私は思いません。
次回は急なネタが思いつかない限り、バックアップの復元の説明を予定しています。
では、ごきげんよう。
JWLibrary(Android版)を使いこなす 第30回 クラウドストレージを準備しておく
やってしまいました~。29回の前に入れるべき記事を書き溜めていたのですが、うっかり忘れていました。奇しくも29回の最後の文章が部分的に実現した結果になってしまいました。
そういえば、改訂版の表現では「成就」が「実現」と表記されているみたいですね。ほかにも「幸いです→幸福です」「災いです→悲惨です」「垂木→材木」「宣べ伝える→広める」「悪霊→邪悪な天使」など挙げれば枚挙にいとまがありません。
今回は、クラウドストレージの準備についてお話です。前回のバックアップの保存先について、自力で準備して解決してしまった方、他の兄弟姉妹や友人家族の助けを借りた方には申し訳ありませんでした。
前回と前後する内容になりましたが、もったいないので、多少内容を削除修正してアップします。
JWLibraryのバックアップの保存先についてのまとめ
JWLibraryのメモのバックアップは、スマホやタブレットなどの端末本体やmicroSD内には保存することができないようになっています。
なぜなら、そんなところにバックアップを作っても故障、水没、紛失、盗難、破損などのリスク回避ができず、せっかくのバックアップが無意味になるからです。重要書類の原本と謄本を一緒の場所に保管しないのと同じ原則ですね。
ですから、バックアップ機能を使うのであれば、端末以外の場所、パソコンや、ネットワークストレージやクラウドストレージを準備しなければなりません。
ネットワークストレージ(NAS)はネットワークに繋げられる大容量ハードディスクで、決して安くはありませんので、このブログでは、無料で利用できるクラウドストレージサービスを選びました。
クラウドを使うには、アカウントが必要
預金口座を解説するには、本人についての情報と暗証番号が必要ですが、クラウドを利用するには、利用者本人のメールアドレスとパスワードが必要になります。
アカウントを作ったあとも、登録したメールアドレスとパスワードの入力を要求されることがありますから、忘れないようにしましょう。また、パスワードは絶対にわすれたり、何かにメモしたりしないようにしてください。
覚えやすく忘れにくいパスワードの作り方についてはこのブログの過去のコラムを参考になさってください。
さて、Android端末を購入すると必ずGoogleアカウントを作る事になります。Googleアカウントを作るにはメールアドレス(6から30文字の半角英数字)とパスワード(半角英数字8文字以上)が必要になります。
新しいGoogle アカウントはGmailで作る人が多いですが、GoogleアカウントはGmailではないメールアドレスでも作成できます。同じアドレスの人がいると取得できないので、第三希望ぐらいまで準備しておくとよいでしょう。
クラウドアプリの有名所
下の写真のように、いろいろなクラウドストレージサービスがアプリとして提供されています。
このブログでは、Google Drive(グーグルドライブ)を使って説明していきます。Android端末では単に「ドライブ」という名前で最初から入っています。
Google Driveの特徴
Google Driveはサービス開始当初、1つのアカウント毎に5GB(ギガバイト)のストレージ(容量)が無料で提供されていました。
2012年4月のアップデートで無料ストレージは3倍の15GBに増強され、さらに2013年5月にGoogleはGmail、Googleフォト、Googleドライブの保存容量を統合することを発表し、この15GBを各サービスが無駄なく共有する形で提供されています。さらに容量を増やすための固定料金制の料金プランもあります。
後日記事にするとは思いますが、Google Driveは、ドキュメント(文章)やスプレッドシート(表)などの保存先や、Google Playブックスのメモのバックアップ先としても重宝します。Gmailアカウントを作ってしまった人は、写真なども保存しておくと検索するのに便利です。
Google Driveに保管可能なファイルについてはこちら。
Google Driveの気になる点
Googleアカウントを作った時点で利用規約に同意しているわけですから、なにをいまさら、という気持ちもしますが、Google Driveの利用規約が特殊ということがかつて話題になったことがありました。
気になる方は、「Google Drive 利用規約 問題」などというキーワードで検索してご自分で判断してください。
Googleは広告収入を得るために、Gmailの内容にマッチした広告をうまいこと表示する謎の技術を使ってきたため、一時期はMicrosoftの広告が、我が社は(G社と違って)プライバシー絶対重視、的な内容が全面に出ていて面白かったです。
肝心の利用規約ですが、最近はプライバシーポリシーのぶん面に若干内容が調整されたようです。私個人としては、諦めもありますが、それほど問題視してはおらず、過剰に心配するよりも、使って得られる利便性のほうがメリットとして大きいので「毒喰らわば皿まで」の精神でGoogleのサービスを徹底的に使うことにしてます。
それでも、「コンテンツをアップロード、送受信、保存などをすると、Googleが使用、ホスト、保存、複製、変更、派生物の作成、(公衆)送信、出版、公演、上映、(公開)表示、および配布を全世界的に行う権利を付与する」、という一文は健在ですから、これについて不安や抵抗感を感じた方は、他社の提供するクラウドアプリを利用したほうが安心して使えるかと思います。
現時点では、私はGoogle Driveには自分だけが使うデータしか保存していません。また、写真はDropboxでバックアップし、職場ではOneDriveを職員間の情報共有ツールとして活用しています。
iPadユーザーにはおなじみのiCloudですが、『Numbers』・『Pages』・『Keynote』で作成したファイルしか共有できないので、私の中では、候補から外れました。でもiOSデバイスを購入するか、譲渡されたらぜひ使ってみたいです。
なにやら、使いこなすシリーズらしからぬ内容になってしまいました。Apple、Google、Microsoft、SAMSUNGなどの確執やトラブルは色々見聞きしてきましたが、うーん、大企業は色々と大変なんだなあと思いました。
JWLibrary(Android版)を使いこなす 第29回 バックアップを作成して保存する
今回は、Google Driveなどのアカウントを取得し、アプリをAndroid端末にインストールしていることを前提として話を進めます。
買い替えや、不慮のアクシデントなどが起きた場合に備え、バックアップは定期的に作成しておきましょう。バックアップ1件あたりのデータは大した容量ではありませんので、どんどん作ってしまっても差し支えありません。
メモのバックアップを作成する方法
1.個人研究カテゴリを開いてからタグとメモの一覧を表示する。
右上の矢印がついた雲マークをタップすれば、作成の選択肢が出るので特に迷うことはないだろう。
2.バックアップを作成を選択する。
初回のみ、データの保存先を選択することになる。(これは機種によっては違う表示になる。)ここではGoogle Driveに保存したいので、「ドライブへの保存」を選択する。
3.ドライブへの保存の確認画面が出る。
ドキュメントのタイトルに入力されている「UserDataBackup~」から始まる文字列は、読んで字のごとくユーザーデータバックアップである。これは、作成したバックアップファイルのタイトルとして自動的に生成されたものだが、保存日時と端末のモデル番号も付けられているので特に変更する必要はないだろう。
画像ではボカシが入っているが、アカウントにはGoogle Driveのアカウントのメールアドレスが表示されている。
フォルダは、特に理由がなければマイドライブのままでよく、通常はここで保存を押せばよい。
しばらくそのまま放っておけば、自動的に通信が終了する。画面上の通知領域で通信ピクトを監視していれば通信が終了したことが分かる。
上の写真のようにバックアップが開始されれは、一安心だ。
【応用編】
ここからは、ちょっと慣れた人向けの開設になるが、先程の操作説明の3からの分岐となる。今後の必要を考えてバックアップ専用のフォルダを新しく作成しておくなら、Google Drive内で右往左往することを避けられる。
4. マイドライブをタップするとマイドライブ内を開くことが出来る。
マイドライブ内を開いたところ、ここにバックアップフォルダを作成してみよう。
ここで私の端末では右下の青い+印をタップするとフォルダを新規作成出来る。
5.フォルダに名前をつける。何でもいいが分かりやすいのがいいので写真のように「JWLibrary buckup」という名前にした。OKをタップすると確定する。
6.マイドライブに自分で名前を付けた保存フォルダが完成した。あとは保存を押せばよい。なぜこういう手間を書けたかは、続く写真を見ていただけばご理解いただけるかと思う。
一旦JWLibraryアプリを終了し、Google Driveを開いてみた。
作成したバックアップフォルダはマイドライブの中に作られているはずだ。
保存したデータであふれかえるGoogle Driveのマイドライブ、遅かれ早かれ皆さんもドライブ内に色んなデータが溜まっていくことになりますが、虫眼鏡マークで検索するか、このように分かりやすいフォルダ名を作って管理したほうが探す時間の節約になります。
こうなると虫眼鏡アイコンで、フォルダの名前を検索したほうが早いかもしれません。間違い探しクイズみたいな感覚です。
駆け足での解説となりました。あまり、文の推敲や確認をしていないので、変な文章も会ったかと思います。
これには理由がありまして、最近我が家の日中の室温が38-40度近くになるのでヘトヘトなのでございます。
どれくらいの暑さかというと、あの固くて有名な「井村屋あずきバー」ですら、程よい柔らかさになるため、急いで食さなければならないほどです。
電気代が怖くてエアコンを我慢していますが今の環境でいつまでパソコンが持つかどうか心配です。
次回、ちょっと趣向を変えた記事を挟んで、それから最後に「バックアップの復元の仕方」を解説する予定です。では、ごきげんよう。
JWLibrary(Android版)を使いこなす 第28回 コンテンツ内の画像を拡大する
梅雨明けの暑さで体調不良の方が増えているようですが、いかがお過ごしでしょうか。
メモのバックアップのやり方に割り込む形になってしまいますが、今日の集会中に妻が教えてくれたので、早速これも記事にしてしまうことにしました。
残念ながら、この機能が利用できるようになった正確な日付を特定することができないのですが、以前はできなかったはずのアプリ内での挿絵の拡大縮小が出来るようになっていました。
Google Playで確認すると、アプリの最終更新日が2017年7月18日なのでもしかしたらそのタイミングでこっそり機能追加されたのかもしれませんね。
挿絵の拡大縮小のやり方
やり方自体はとても簡単です。
まず、アプリ内で挿絵の含まれたコンテンツを表示させます。
それから、挿絵を一回だけタップします。
すると下の写真のように挿絵だけが抽出されて表示されます。
あとは、この状態から、ピンチイン操作で拡大したり、拡大したまま指で上下左右にドラッグして挿絵の細部をある程度までつぶさに確認できます。写真では拡大して、人物に当たる光線や細かい表情などを確認することができました。
このモードを終了するには画面右上のバツ印をタップすれば良いです。
この機能の使い所
やはり写真が多い「神の王国は支配している」のディスカッションなどで重宝するかと思います。昔の貴重な新聞記事やポートレートはかなりの解像度で保存されていますので、いろいろ鑑賞するのはとても面白いかと思います。
余談ですが、一時期わたしは電子出版物内で用いられていた「ものみの塔」1939年3月1日号創刊号(英文)の画像を待ち受けにしていました。(アイコンが見にくくなるので今は使っていません。) とはいえ全画面表示しても文字がボケないほどしっかりとスキャニングされていることが確認できます。
このような資料は各国の支部事務所や世界本部などに展示されていますが、原画や原本を間近でみると本当に感動します。ウォールキルベテルやパターソン教育センターなどにも赴く機会がありましたら、出版物で未公開の特別な絵画が展示されていますからきっと良い思い出になると思います。
現在世界本部が置かれているニューヨーク州ウォーウィックのエキシビションスペースもご機会があれば、ぜひ見学してみてください。一世紀から続けられているキリスト教の伝道活動の貴重な歴史や、貴重な聖書写本や翻訳を眺めていると深い感動を味わえると思います。(私は移転前のブルックリンで見学しましたが、それでも大変興味深い展示内容でした)
2014年夏頃にパターソンでお聞きした所、エホバの証人のアート部門は画家の方だけでなく、歴史検証のためのチームもあって、絵画内の小道具や、衣装、動植物が当時の歴史的文化的背景や生態系と矛盾しないよう、また知りうる限り正確なものとなるよう注意深い配慮がなされているとのことです。
またアート部門で奉仕する画家の兄弟姉妹たちは肉筆で作品を描いておられるのはお一人だけで、残りの方は全てデジタルペインティングで作成しておられるとのことでした。
デジタルペインティングによって、一枚の絵を複数の画家が共同で書き上げたり、一枚の絵を別の絵として合成したりすることも容易に行えるようになりました。こうしたところにもテクノロジーを善用する努力が垣間見えます。
胸に迫る絵画や写真を精力的に作り出しておられる彼らの働きにも感謝したいと思います。