JWとAndroid

Android端末を使いこなしたい兄弟姉妹たちのために操作説明や提案などを書いています。

JWLanguage(Android版を)を使いこなす 第13回 「宣教の技術」のフレーズについて その1

     前回に引き続き、単語・フレーズカテゴリの使い方について考えていきたいと思います。

      JW Languageアプリ内の単語・フレーズカテゴリの最初には宣教の技術に関する様々な言い回しが集められています。

     近年、野外宣教において私達が主要な努力を向けるべき対象は、聖書の正確な知識に答え応じる人たちであることが強調され、先日の年次総会でその点が再確認されました。

     今後も、私達と同時代に生きる全世界の多くの人たちは、機会が幾度も与えられながらも神の言葉に信仰を置かなかったという事実を記録として積み上げていくと思われます。-ローマ10:13-18*1

     私たちは今後の残り時間内に、ふさわしい人を一人でも多く探し出して、信仰を持つに至るに十分な情報と援助を与えることを目標にしたいと思います。

 

     そのようなわけで、異なる言語でも証言できるように努力することは、大いに価値があり、喜びを保つ助けになります。証言の対象を増やすことができますし、真理について証しすることができるなら私たちは活力を得られます。

宣教の技術

 

     かなりの情報量のため幾つかのパートに分割せざるを得ませんでした。これから紹介していく順はアプリ内の順番に準じています。まずは紹介の言葉を構成するいくつかのボックスを見て、そこからどんなコレクションが作成できるかを考えてみましょう。

 挨拶・自己紹介

一覧から下の写真を探してください。挨拶と自己紹介の言い回しを収めたボックスはこちらのものです。

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このボックス内のフレーズからは次のようなタイトルのコレクションを作成することができると思います。

挨拶のフレーズ

自己紹介のフレーズ

相手に自己紹介をお願いするフレーズ

言語

言語のボックスです。宣教以外の場面でも使えてしまうフレーズが結構あります。

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次のようなタイトルのコレクションが作れそうですね。コレクション名はもっとわかりやすいものにもできると思います。

外国語話者だと分かった後に用いるフレーズ

言語の違いに起因する問題に対処するフレーズ

挨拶のあと

「挨拶のあと」のボックス内のフレーズは、慣れてくると「挨拶・自己紹介」のコレクションから連続して用いることが増えてゆきます。

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コレクションとしては次のようなタイトルのものが考えられます。

自己紹介や自分に関する説明

応対者に対するお願いや伝言

すぐに引き上げざるを得ないときのフレーズ

話題を提供する

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コレクションとしては次のようなタイトルのものが考えられます。これらのフレーズが自由に言えるようになると外国語で奉仕しているという実感がしてきます。

訪問した目的を述べるフレーズ

話題の導入に使えるフレーズ

質問する

質問がない会話などありえません。一方的な証言は後が続かなくなります。相手に答えさせることは、お互いの緊張をほぐし、今後の再訪問を行いやすくします。(「宣教学校」44課のなぜ重要かの囲みを参照)

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非常にバラエティに富むコレクションが作成できそうです。質問によってはこちらの語学力では対応できないレベルの答えも返ってきますので、調査と再訪問が必須になります。質問することでこれからも訪問を続けるべき人であるかどうかある程度見当がつくこともあります。

見解を知るための質問

何かを仮定して意見を求める質問

特定の話題について考えたことがあるかどうか訊ねる質問

特定の事実についての知識の有無を確認する質問

何らかの疑問や懸念を感じたことがあるかどうか訊ねる質問

会話のテンポを整えるための質問

 

     今回はここまでです。以前に紹介した機能を使って実際に口に出して話す練習をすることが不可欠です。すべてを覚えようとすることよりも、区域で用いることが多いフレーズから初めて、現実的な目標を設定しましょう。

 
国外への移転を考えておられる兄弟姉妹たちに

     現地で語学教育機関に入校する方もいますが、移転後は(特に兄弟たちは)勉強する時間が満足にとれなくなることがあります。そして基本的に、集会での注解にせよ、奉仕にせよ、すでに頭に叩き込んである単語・フレーズが土台になります。

     奉仕は日本以上に楽しめますので、野外奉仕でお会いできた方と言葉が通じないというのはいろいろな意味でフラストレーションになります。喋れる奉仕者と自分を比較してしまったりすることもあります。野外奉仕での劣等感が生じると、何のためにその国へ移動したのかという最初の動機がゆらいでしまいかねません。

     以上の事から、国外への移転を考えておられる兄弟姉妹たちは、少なくとも霊的活動に関係する会話フレーズが流暢に言えるようになってから移動を本格的に検討したほうが、あとが続くのではないかというのが国外の群れや会衆でいろいろな人を見てきた私の率直な意見です。

 

    自然なことですが、霊的なことに熱心な(あるいはそのような印象を受ける)人をより援助したい、賜物を分け合いたいという感情が現地の色んな場所で働きます。地元の人のような喋り方や訛を真似することは無理だとしても、その国の言語をできるだけ用いて話すことが会衆内外で愛される奉仕者になる秘訣だと思います。

(塔06/ 3/15「外国語会衆で奉仕する」の提案も役に立ちます)。

   

     さて、次回は、主要な道具である聖書を用いるために必要なボックスの解説になります。しばらくはこのシリーズが続きそうですね。では次回をお楽しみに。

 

*1:

自由に伴う責任

     自分の思想信条について他の人に語り、自分が望まない思想信条を受け入れない自由はすべての人に公平に与えられるべき貴重な権利です。それらの権利の行使は当人の意思と責任において行われるものです。

     正確な情報を得られたはずの機会を、自らの意志で退けたのであれば、それによって知識が更新されなかったり、不利益が生じたり、恩恵の獲得に与れないとしても「自分に必要な情報を提供しなかった」として提供者側を咎めることはできません。

     理性的に熟慮した決定であれ、思い込みや偏見ゆえにはねつけたものであれ、聞かない・受け入れないという選択にはそのような責任が発生します。