JWとAndroid

Android端末を使いこなしたい兄弟姉妹たちのために操作説明や提案などを書いています。

JWLibrary(Android版)を使いこなす その38 集会ワークブックの注釈を聖書に貼り付ける

     日本の農村地域での楽しみの一つは、家から家の奉仕を行っているときに、他の奉仕者とまとまった会話をする余裕が生まれやすいことです。店舗と集中インターホーンがほとんどの台湾ではなかなかそうはいきませんでした。

     水田やビニールハウスが主なブロックに点在する家々を訪問しながら有益な情報交換ができることをとてもありがたく思ってます。移動途中でも話ができそうな人を探してはいますが、こう冷え込みが厳しいと屋外にいる方はめったにお見かけしませんね。

     この数週間で、集会ワークブックの資料に含まれたスタディ版の注釈(nwtsty)が話題によく上ります。

     そこで、今回は今一度アプリの操作復習と補足も兼ねて、新世界訳聖書にその注釈をメモとして貼り付けることで、毎日の聖書通読の質の向上に役立てられないかと思い、記事にすることにしました。

 

まずは準備、タグ作り

     作ったメモを後日個人研究する時に活用しやすくするため、前もってタグを作っておくことをおすすめします。タグを新規作成するやり方は前に詳しく解説しましたので、今回は図だけにしておきます。

f:id:LinXiaoHong:20180114004146j:plain

     タグの名前はなんでも良いと思います。

     ダラダラと長い名前のタグを付けている人もいますが、汎用性が低くなり、タグ乱立を招くので、ごく簡潔な名前にしましょう。

f:id:LinXiaoHong:20180114004610j:plain

        下準備はここまでです。タグは最初のメモを作るタイミンクでも追加できます。

 

神の言葉の宝を神の言葉に貼り付けてみよう

         いつものように、「集会」をカテゴリから、「生活と奉仕の集会」タブを選ぶと、集会ワークブックがアプリのリーディング・ペインに表示されます。

     画面の横幅があるドット数を超えると、下のように一つの画面で2つのペインに分割されます。8インチよりも大きなタブレットがこのように表示されます。

     写真枚数が少なくて済むので、このブログではミドルハイクラスの10インチタブレットZenPad 3Sを使って説明することにしています。 

 

2018年からの新しい特徴

注釈は一つの聖句の特定の語を調査した資料やメディアがふくまれています。

複数の注釈が含まれている場合、それらはひとまとまりのリンクとしてまとめられているようです。

f:id:LinXiaoHong:20180114004753j:plain

スタディ・ペインの注釈をコピーする

      スタディ・ペインに表示される注釈は、それがどの言葉についての資料なのかを区別しやすくするため、語句:説明(またはメディア)という形式にまとめられています。

       メモに必要な説明の部分だけをロングタップで選択して範囲を調整したら、指を離します。ここで、できれば、メモの語句部分は一時的に記憶してください。あとでメモを貼り付けるときに思い出す必要があります。

    範囲を指定して指を画面から離すと、メニューが表示されるのでコピーをタップするとメモに貼り付けるための文章を「拾う」ことができます。

f:id:LinXiaoHong:20180114004811j:plain

 

貼り付け先の聖句を表示する

     次に、貼り付け先となる聖句をリーディング・ペインでタップします。

   するとスタディ・ペインにその聖句が表示されます。

   画面の小さなデバイスでは画面がスタディペインと切り替わります。

f:id:LinXiaoHong:20180114004837j:plain

 

そうしたら、聖句の上にある聖書翻訳のタイトル部分をタップしてください。

(すみません。上の画像の説明の「注釈」の文字は「聖句」の誤記です)

すると、下のようにリーディングペインで、貼り付け先の聖句にフォーカスされます。

このあたりの挙動は感心させられます。

 

f:id:LinXiaoHong:20180114004903j:plain

メモを聖句に結びつける

      先程記憶した語句が聖句に含まれているならそこを指でなぞります。

    写真では「驚き入っていた」をなぞっています。上手くなぞるには練習が必要かもしれません。範囲を定めたら指を離すと、メニューがポップアップします。

f:id:LinXiaoHong:20180114004919j:plain

   このメモは他と区別したほうが他所サウナので、メモには色をつけないことにしました

   一番右のメモアイコンをすぐタップして選択します。

   するとスタディペインで、どのハイライトの色でもない薄紫色の背景のメモが追加され、編集可能になります。

   あとは、メモの本文に注釈を貼り付けるだけです。

f:id:LinXiaoHong:20180114004939j:plain

     メモの本文部分でロングタップします。

     押し付ける時間は感覚的に一秒間くらいでしょうか。

     指を離すと貼り付け、という表示が出ます。

f:id:LinXiaoHong:20180114004958j:plain

     ここまでくれば簡単です。あとは貼り付けをタップすると完成です。

f:id:LinXiaoHong:20180114005013j:plain

     最後に、前もって作ってあった「スタディ版の注釈」というタグを選べば完成です。

f:id:LinXiaoHong:20180114005025j:plain

     毎週必ず、注釈は増えていきますから、毎週バックアップを作成する習慣もつけておきましょう。

    これで、改訂版が将来日本語版で出版されるまで知識を蓄えながら待つことができるようになりました。

 

    今回はここまでです。

    また新しい動きがあれば、旧シリーズもどんどんわかりやすく書き直していきたいと思います。ではまた次回の更新をお楽しみに!!

コラム第十九回 やはり大きかった ペーパーレス化の経費削減効果

     ずいぶん久々のコラムとなりました。

     奉仕と集会準備の間の休憩中にニュースをつまみ読みしていたら、こんな記事が目に留まりました。

www.sankei.com     ちょっと興味深く感じたので、記事全体を読み、さらに岡山市のホームページから平成29年10月24日付の視聴記者会見の資料をダウンロードしてみたところ、Android6.0の10.1型タブレットを40台導入していることが確認できました。機種は不明です。

     不覚にも私、いろいろな意味でAndroidで大丈夫なのか!?と思ってしまいました。iPadも廉価版が出ましたし、用途限定であれば、iPadのほうが安定しそうな気もします。

まあ、そこから先は貸し出す秘書課の担当部員が心配することですね。

ペーパーレスのメリットとは

      岡山市庁 のまとめた資料によれば、ペーパーレス会議にスイッチするメリットは少なくないようです。

  1. 印刷にかかるコスト削減(紙代、インキ・トナー代、電気代などを指すと思われる)
  2. 会議の資料作成や整頓の手間を減らせる(ホチキス止めした製本作業)
  3. 会議直前の資料差し替えに対応できる
  4. カラー表示、ズーム機能などによるユーザーエクスペリエンスの向上
  5. 機密性の高い資料の持ち帰りを防止できる

どの程度のコスト削減が見込めるかといいますと、年間230万円といいますから驚きです。

230万円!ちょっとした乗用車が買えてしまうではありませんか。

これがすべて定着すれば、記事中の取材写真のように刷物を脇に置きながら、タブレットを見るということも見られなくなるのでしょう

 

JWの組織でのペーパーレス化

        私達の組織も、かなり以前から印刷版から電子版へのシフトは進んでいます。

      ウェブサイトがJW.orgに統合される以前から既にwatchtower.orgでの電子書籍のダウンロードが可能になっていました。

      今は、考古学的・科学的・言語学上の新しい発見があった場合、情報が精査された後にウェブサイトやアプリのコンテンツが更新されるようになりました。もしこれが印刷版だったなら、増刷を待たなければならず、場合によっては調整された箇所のリストを別に準備する必要もあります。*1

 

      カラー表示対応、についてはJWの現在の出版物は、もともとがフルカラーオフセット印刷で出版されており、レーザープリンタで印刷すると両者はほとんど同じ品質になります。一部の写真や挿絵などに至っては、電子版ではトリミングされている場合があり、むしろ印刷版のほうが情報量が多い場合さえあります。

       最近のトレンドでLDCの提案に応じている王国会館では会場全面のディスプレイにJWLibrary(Windows10版)のメディアが映されますから、結局全員が電子版の挿絵を見ることになりますから結果は同じようなものになります。

     何よりも新世界訳聖書スタディ版(現在は英語のみ)のメディアギャラリーは電子版のみでしか楽しめませんから、このメリットは兄弟姉妹たちにどんどん宣伝していってほしいです。ただし、無声動画についてはオンラインでないと利用できないので注意してください。

     拡大表示についても、電子的なテバイスでの利用に大きなアドバンテージがあります。

まず、アプリやデバイスの設定で表示するテキストのサイズをある程度調節することができます。そして通常版とは別に大文字版を依頼する必要もなくなります。大文字版のあの分厚さと重さは高齢者にはかなり大変ですから、これも評価できます。

 

      とはいえ、電子版にはデメリットがまったくないわけでもありません。日本語出版物のドキュメントにはルビをふることができません。(PDF版は除く)ですから、電子版オンリーのユーザーにとって、「人数」という単語は、使徒 9:31では「ひとかず」、使徒 16:5では「にんずう」と読むということは言われなければ分からないのです。公の朗読で聖書から朗読することは特に重要ですから、朗読の割当が当たった兄弟は印刷版の新世界聖書でも確認しつつ準備をしたほうがよいと思います。

 

      機密性という点では、本当にペーパーレス化が役に立っています。

      ご存知のように、大会のパンフレットや文書は、「印刷版を依頼するのではなく、出来る限り電子版を依頼するよう」繰り返しアナウンスされてきました。通信物は郵便からOffice365を利用したセキュアなメールに切り替わりました。

      長老や世紀開拓者用の教科書も印刷版だけでなく、JWLibraryの特別コンテンツとしても提供されています、それらの出版物は権限のない人は入手できないようになっていますので、印刷版を家に置いていくよりは安全だと言えるかもしれません。

アナログ世代をどう巻き込むか

        広まりつつあるペーパーレス化の波。果たしてこの因習的な日本でうまくいくのでしょうか。それは今はわかりません。一般団体においても会衆においてもその浸透具合にはかなりの地域差が生じています。

      海外メディアから散々突っ込まれていますが、なにしろ前世紀の遺物とも言って良いFAXが、官民を問わず現役で使われているのです。光ケーブルで接続されたPCが何台もあるオフィスの片隅で、FAXの送信が成功したかどうかの確認の電話をこちらから入れなければならないのです。

         ペーパーレス化のもう一つの障害となるのは「ずっと使い続けてきたものが一番簡単」という強い意見です。これを錯覚ではなく実感として感じる世代が決定権を持っている組織は少なくありません。

      正直な話、わたしも歳のせいか段々と新しいシステム、サービス、コンテンツについて覚え直すのが億劫に感じることが増えてきました。工学部出身であるにも関わらずそう感じてしまうのです。例えば私鉄のIC切符やコンピにのプリペイドカードなど、もう、自分が直接使うことはない、使わなくてもなんとかなる、と思えるものについては特にそう思えます。

     こうなると、「早い」「安い」「便利」「軽い」から楽だ、という理由では説得力がなくなってしまいます。「こんなに大変なら紙の方でも良い、費用は今自分が負担するわけではない」という諦観が本人に現状維持を選択させてしまうのです。

      Androidは、もう少しわかりやすくできると思います。機能追加、拡張も大切ですが、裾野を広げるような親切な設定、表現にも取り組んでほしいです。*2

      「アナログ世代」「デジタル音痴」と自嘲したり、揶揄している間にもデジタルデバイドは深刻になっていきます。ペーパーレス化はその達成率が相当大きくないとその効果が現れにくいと思います。

      詰まるところそうしたグループの方たちに「覚えるのが大変」と思わさせてしまった時点で、ペーパーレス推進派の敗北だと言えるかもしれません。

 

*1:今となっては懐かしい話になりますが、「啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!」が群れの書籍研究で扱われた時は 王国宣教2006年9月号 3‐6ページ、さらに翌年2007年2月号7ページに追加の調整箇所がまとめられました。この最後の調整タイミングで大文字版を依頼すると、統計数字や一部の文脈がさらに最新のものに再再修正された印刷版を受け取ることができました。必要の大きな地方の会衆にいた時、私はその大文字版を用いて朗読したため、ごく一部の聴衆が手元の資料と違うとささやき始めてしまい、司会者の長老兄弟が上手にフォローしてくださったことを覚えています。

*2:たとえは、あるファイルを開く時、「一回のみ」、「常に」という表示とアプリのアイコンだけが表示されます。これは初心者には説明不足極まる日本語でとても不親切だと思います。

JW専用ノートアプリ「JWNotes(ベータ版)」を使ってみた その5  アカウントとの紐付けやノートの管理について

     王国宣教学校が無事終わりました。

   録音禁止かつ密度の濃いボリューミーな内容で、素手でノートを取っておられる方は消化不良気味になっているように感じました。私も坐骨神経痛が再発し、今横になりながら更新しています。

   翻訳の仕事をしていた関係で意訳のようなシンプルなノートやタッチタイピングはある程度できると自負していた私ですが、それでもJW Notesを使わなかったら、多分ついていけなかったと思います。

 

   アプリを切り替えたりする余裕などなく、スマホでJWLibrary常時起動、タブレットで記録作業をして、どうにか活用できそうなノートをまとめることができました。

 

   JW Notesなら聖句の表示など楽勝なので、話し手が聴衆が聖書を開くための猶予時間を与えている間に、ノートの遅れを取り戻すタイピングの時間に振り分けられたのが本当に助かりました。よいフリーアプリに恵まれたことを感謝しています。

  

  と同時に、ここまでバリバリとJW Notesを使ったのは初めての機会でもあり、運用しながら色々と気づく点もあったので今回はそれをまとめてみたいと思います。

 

Specialカテゴリは使わないほうが良い

    JW NotesはGoogleFacebookTwitterアカウントと紐付けて同期やバックアップをとることが一応可能です。でも、率直に言って現在のJW NotesはMeetingカテゴリ以外はデータバックアップの点でいまひとつ信頼できません。

    SPECIALカテゴリは特別なイベントがあった日のノートをひとまとめにすることを想定しているのですが、このカテゴリは別端末では同期しないようです。

    現段階ではMeetingカテゴリのノートであれば、同一アカウントでログインすることによって同期がとれる(こともある)ようです。

    よって、絶対に消したくないノートはとりあえずMeetingカテゴリでノートをし、ノートのドキュメントを全選択コピーして個別にバックアップしておくことをおすすめします。 *1

警告なしのノート完全消去に要注意

     JW Notesはすべてのカテゴリのノート一覧画面で特定のノートを左スワイプしてしまうと、そのノートを即座に削除してしまいます。削除した直後であれば、Undo操作が有効ですが、バックアップをとっておらず、そのままアプリを終了してしまうとそのノートは永久に失われてしまいます。

   削除前に警告画面を出すよう開発者にメールしましたが、実装されるまでは十分に気をつけましょう。

   とにかく、安定版がリリースされるまではユーザーすべてがデバッガーみたいなものですので、バックアップの習慣を欠かさないようおすすめします。

 

詩篇119編について

   詩篇119篇は実に176節まであります。

  そのためかどうかはわかりませんが、JWLibraryで詩篇119篇は日本語版でいろいろと不具合があったことをこのブログで取り上げてきました。*2

  端末や動作環境にもよるのかもしれませんが、JW Notesでも詩篇119篇のみ、正しいフォーマットでノートしても、聖句が表示されない(アンダーラインされない)場合があります。英語版の新世界聖書をダウンロード済みであれば、詩篇をPSという略称で記述することによってこの不具合を回避可能です。(この現象についても開発者に報告済みです。)

 

異なる端末感での同期について

  一応、同一アカウントで、Meetingカテゴリ内ののノートの同期を確認しました。ただし、同期

 

私は日本国外でのワンチャンスを狙ってTwitterFacebookアカウント取得済みですが、SNSの性質上、まだまだそうする必要を感じない兄弟姉妹のほうが日本国内では多数派を占めるのではないか思っています。

  基本的にJW Notesのノートのバックアップは、Google DriveDropboxなどのクラウドサービスではなく、特定のウェブアカウント(Googleアカウントや他のSNS)を取得していることを前提としているので、日本国内現役JWの方で、それらいずれのアカウントもない方にとっては、せっかくのノートをバックアップする手段がないというリスクがつきまとうように思います。

  SNSは便利なことは便利なのですが、面倒なことも多い劇薬です。おそらく自営業をされていない兄弟姉妹であれは、あえて手を出さないほうがよろしいかと個人的に思います。

 

  JW Notesはとても期待できるアプリであるのは間違いありません。とはいえ、あくまでも開発途上のアプリである以上なので、デベロッパーが完成版をリリースするまでは予測不可能な不具合も生じ得ますし、そのことで文句も言えません。

 私としても他の大手ノートアプリと併用しながら様子を見ても良いのではないかと思います。 そうでないと大切なノートが吹っ飛んでしまうということになりかねません。

ICレコーダでの録音が許可されない集まりに参加するのであれは、ぜひ二重三重のバックアップ手段を講じることをおすすめします。

  ちなみに私は数度ノートが吹っ飛んでいます。

 

 

  

 

 

  

*1:私はノート全文をコピーした自分宛てのメールを送った上で、Evernoteに保存し直しました

*2:現在は解消済みですが詩篇119篇のみ「日本語から他言語編の参照ができない」というバグがありました。

JW専用ノートアプリ「JWNotes(ベータ版)」を使ってみた その4

      仕事納めと王国宣教学校を目前に控えた私です。なんでしょうね、この寒さは。

      WindowsFirefoxは最初から便利な機能がまとまっていていいですね。とくにスクリーンショットがアドレスバーからできるのはブログ的に助かります。Android版は、う~ん、いろいろとガンバレ。

 

      今回は、JWNotesについて現実世界のほうで受けた質問をまとめています。このアプリ、私の周りではじわじわと結構使い手が増えてきているんです。

 

どこのだれが作ったの?

     公式アプリではありません。ただ、アプリのユーザーインターフェースやメニュー階層の作り方をみると現役のJWっぽさを感じさせます。作者様のホームページは欧州ドメインですね。英語も堪能のようで、おそらくルーマニア人のJW(たち)だと思います。

 

f:id:LinXiaoHong:20171228223804j:plain

GooglePlayストアからデベロッパー情報を見てみますと、色々と見当がつきます。

のんびりマイペースで更新やバグフィックスをしておられます。

他力本願ですが、わたしはプログラムかけないので、日本語パッチ対応への協力ができる人ではあればツイッターから協力申請してほしいなと思っています。。。

f:id:LinXiaoHong:20171228225724j:plain

個人情報は収集していない?

ファイアウォールアプリで半月くらい通信先を監視してみましたが、GooglePlay内のアプリの範疇を逸脱するような挙動はありませんでした。通信先もGoogle関係ばかりでしたので、ある程度信頼して他のアプリ同様全許可にしてさらに様子をみました、羽目をハズスようなそぶりすらありません。安全だと思います。

f:id:LinXiaoHong:20171228231001j:plain

     このNoRoot Firewallというアプリは、ユーザーがアプリごとに任意に拒否設定した通信を遮ってくれます。また、アプリがどういう連絡先へ通信しようとしたかも記録を取ってくれます。

     でも、アプリの性格上、常駐してデータを監視する必要があり、JWLibraryのページ切り替えのレスポンスが悪くなったり、スタディ版の付録が表示されなくなるという副作用が発症したので使わなくなりました。

     またこのアプリを突破できるアプリやサービスもあるという噂ですので、イタチゴッコですね。Googleプロテクト未承認のアプリを入れないのが吉です。

 

JWNotesのiOS版はないの?

ありません。AppStoreにある類似無料アプリはまったく別物です。

JW notesの開発者がiOSバイスに対応できるコードを書けるならリリースされる可能性もなくはないかと思います。色々とJW向けのアプリもありますし。でもAndroidiOSは開発環境が異なるので、両方でリリースするのはかなり大変だとは思います。

 

というか、Android版だけでも相当大変なはずです。f:id:LinXiaoHong:20171228231435p:plain

 

間違えてダウンロードしてしまった聖書翻訳を削除したい

わたしはよく間違えてしまうのですが、日本語(Japanese)とジャワ語(Javanese)の見間違いなども対応言語が増えてきたら起きうるかもしれません。

アプリからダウンロードした聖書翻訳の削除方法は現バージョンではJWLibraryなどの公式アプリとはちょっと操作が異なっています。

削除の仕方

① 左からスワイプしてサイドメニューから設定をタップ

f:id:LinXiaoHong:20171228233400j:plain

②Bible カテゴリーをタップして聖書一覧を表示する

f:id:LinXiaoHong:20171228233518j:plain

削除したい聖書翻訳を左にスワイプ

その他メニューがないので諦めていましたが、AndroidGmailやInboxなどのメールアプリを操作したあとにこの操作で削除できることを発見しました。

f:id:LinXiaoHong:20171228233622j:plain

削除した直後は取り消し操作も可能です。

f:id:LinXiaoHong:20171228233748j:plain

当然ながら日本語だけしかない状態では、日本語のみで略称を記述しなければならなくなります。カタカナと漢数字はとても良く似ていますので、「ペテ一」、「ヨハ二」と書いたつもりでも「ペテー」「ヨハニ」と誤って打ち込むと(違いがわかりますか?)聖句が表示されません。

日本語のみで使いたい方は略称を日本語入力アプリのユーザー辞書に登録したほうがよいのではないでしょうか。

 

 

 

 

JWLibrary(Android版)を使いこなす その37 スタディ・ペインでの視覚的な教材について

     非英語圏の会衆では、どうしても英語に怖気づいてしまう方が多く、現時点でスタディ版聖書をダウンロードして使ってみたいと思うには至らない方もいます。

   言語の壁があるなら、映像でプレゼンテーションするほうが魅力を伝えやすいかもしれません。今回は、視覚的な教材について、いろいろな方に説明するうちにわかった点をまとめなおしてみました。

 

スタディ・ペインでの視覚的な教材だけを楽しむ

     「野のユリ」(マタイ6:28)がどのような色彩なのか、「野蜜」(マルコ1:6)とはどのような形状をしていたのか、「会堂」の座席レイアウト(マルコ12:39)、神殿(ルカ4:9)のスケール感などは、正確なリサーチに基づく視覚的な教材がないとなかなか理解しづらいものがあります。

   スタディ版聖書の視覚的な教材は本当に魅力的なもので満ち溢れています。

   福音書を適当に左右にスワイプして各章を横断していると、時々スタディ・ペインに画像が現れることがあります。

f:id:LinXiaoHong:20171225005928j:plain

ぜひ、それをタップしてみてください。

詳しい情報が得られます。再生マークが付いているのは動画コンテンツでタップすると読み込みが始まり、そののち自動再生されます。

特に、聖書の各書の紹介シリーズなどは音声も出ますので、再生を止めたり、音を消すにはどこをどう操作すべきかを知っておきましょう。

f:id:LinXiaoHong:20171225010300j:plain

上の場合は画像内の番号がどういう地名で、どんな地理的・地質学的特徴があるかが説明されています。

この状態で画像部分を横にスワイプすることで、別の画像に切り替えることもできます。

f:id:LinXiaoHong:20171225010641j:plain

聖書のどの章にどんな動画や画像が掲載されているかは、それぞれの書の冒頭付録にメディアギャラリーという項目が設けられているのでそちらから見てみるのもよいでしょう。

 

とりあえず、スタディ版聖書の解説は今回までです。

 

他のいろんなAndroidアプリのシリーズがそのままになっているので、そろそろ再スタートさせていきたいところです。

現在中国語では未だに「道・真理・命」の本が出版されておらず、翻訳の進捗やリリースの早い遅いばかりを話題にするのは慎もうと思っている今日このごろです。

今与えられているコンテンツを感謝して頂いて、霊的血肉としていきたいですね。

 

 

JWLibrary(Android版)を使いこなす その36 アプリ版でのスタディ版聖書の相互参照機能

 

     現バージョンでは、ウェブ版とアプリ版では、相互参照資料の挙動が少し異なりますので、その点についても触れておきます。ビデオクリップで説明されているウェブ版とは違い、カテゴリー別のハイライト表示はアプリ版では行なえません。

 

相互参照資料の挙動について

     アプリ版では相互参照資料の表示は基本的に参照資料付き新世界訳と同様の挙動となります。違いは、相互参照聖句がカテゴリー分けされているかどうかです。

     公式サイトでのチュートリアルでも説明されていますが、スタディ版に対応する書は順次相互参照聖句が次の3つにカテゴライズされていくことになるようです。

カテゴリー名だけはアプリでも日本語表示になっています。

類似の記述

   聖書の別の書または章にある同じ出来事についての記述

引用元

    選択中の章で引用されている他の聖句

全般

      上記のいずれでもない欄外参照聖句。人名、名称、フレーズ、預言、原則などについて関連する聖句が含まれる。

 

相互参照資料を表示するには、スタディ・ペインの欄外参照をタップします。

下のスクリーンショットの赤丸で囲った文字の部分です。

f:id:LinXiaoHong:20171225003533j:plain

 

欄外参照表示モードから通常の個人研究用コンテンツモードに戻るには下の赤丸で囲った←をタップします。

f:id:LinXiaoHong:20171225003405j:plain

 

では欄外参照モードでの操作を解説します。

リーディング・ペインからの操作

リーディング・ペインで聖句を読んでいるとき、本文中の小さな小文字アルファベットにお気づきかと思います。

f:id:LinXiaoHong:20171225003836j:plain

これが欄外参照マークで、すべてタップに反応します。

リーディングペインでタップすると次のように関係するすべての聖句がスタディ・ペインに表示されます。

f:id:LinXiaoHong:20171225004005j:plain

スタディ・ペインからの操作

逆に興味深い相互参照聖句をスタディ・ペインで先に見つけていた場合、そちらからタップすることもできます。

その場合、タップした聖句と対応する欄外参照マークもハイライトされます。リーディング・ペインの書は別の書に切り替わることはありません。

f:id:LinXiaoHong:20171225004417j:plain

上のスクリーンショットでは聖句の余白部分をタップしたため、聖句はスタディ・ペインに表示されていません。

この状態からスタディ・ペインのハイライト部分に含まれるいずれかの聖句をもう一度タップすると、上では欄外参照マークcに関係するすべての聖句がスタディ・ペインで表示されます。

 

  2方向からのアクセスで若干異なりますが、表示される結果は同じものになります。

ですから、違いをあまり難しく意識しなくても大丈夫だと思います。

 

JWLibrary(Android版)を使いこなす その35 新世界聖書スタディ版のよく使う機能のまとめ

     休暇モードに入るやいなや、風邪をこじらせて寝込んでしまいました。風邪の感染源は手から口が多いといいますが、職場のPCでレジュメを作りながらお菓子を食べたのがマズかったような気がします。

 

     さて、今回はスタディ版聖書のよく使う機能のまとめです。この操作は参照資料付き新世界訳(日本語版)でも一部応用できます。画面の操作に慣れておくなら、アプリだけで聖書の個人研究をとても楽しく行う下準備ができます。

     書籍や小冊子や雑誌も大切ですが、一番大切なのは聖書ですので、野外であまり聖書を用いた話し合いができない日本ではなおのこと聖書そのものを各クリスチャンが個人的に研究することが重要になってきます。

     深く掘り下げることと、がむしゃらに資料を検索してかき集めることとは同じではありません。私たちは聖書クイズ王になることを目指しているのではなく、クリスチャンとして円熟する必要がありますから、毎回研究テーマを決めて特定の文脈や幾つかの聖句について徹底的なリサーチをすることが大切になってきます。

 

相互参照の特徴と使い方

   聖句をタップすると、節番号の近くにポップアップメニューが表示されます。

   「宝石」「ブックマーク」「パラレル・トランスレーション」「聖句のコピー」「メモ」の順に並んでいるかと思います。

   大きな画面の端末では画面が左右に分割されます。小さい画面の端末でも横向き表示すれでは分割されます。

   左半分は「リーディング・ペイン」という正式な名称があります。読書用区画という意味ですね。右半分は「スタディ・ペイン」という名称が与えられています。勉強用区画という意味です。この呼び方はそのまま覚えてしまいましょう。

 

 

  スタディ・ペインは読書の邪魔になるようなら非表示にすることもできます。画面の小さなスマホで縦向き表示にすると、どちらかのペインだけを表示するよう工夫されています。

 

f:id:LinXiaoHong:20171224232603j:plain

 

個人研究用コンテンツについて

聖書の書名リストでも確認できますが、四福音書のみに個人研究用コンテンツを意味する宝石アイコンがついています。

それぞれの書をリーディング・ペインで読み始めると、スタディ・ペインにはまず個人研究用コンテンツが表示される仕様になっています。

 

ここでは、ヨハネによる書を表示させてみます。

スタディ・ペインの先頭に注目してください。

ちょっと紛らわしいですが、欄外参照と表示されているときは、スタディ・ペインには個人研究用コンテンツが表示されています。

これが大変素晴らしいまとめられ方で、その書全体の概要が章別にまとめられています。

全体のリンクは、それぞれの書のさらに前にアーカイブされています。

 

f:id:LinXiaoHong:20171224235706j:plain

腰を落ち着けてスタディ・ペインで大体の情報を掴みながら、聖書本文を読み進めていくという通読スタイルも取れるかもしれません。割とよく「聖書に対する洞察」2015年6月印刷版(英文)に準じた資料が含まれています。

個人研究用コンテンツをスクロールさせてさらに見ていきます。

すると、節の解説、語句の解説などが含まれていることが確認できます。

f:id:LinXiaoHong:20171225000418j:plain

    神学的物議をかもしやすい聖句は特に念入りな解説が節単位で載せられています。非聖書的な教理に動揺させられないよう自分の信仰を聖書と調和した純粋なものにするのに役立つはずです。

 

  今回はここまでです。

  次回は、スタディ・ペインの相互参照機能についてまとめます。