JWとAndroid

Android端末を使いこなしたい兄弟姉妹たちのために操作説明や提案などを書いています。

コラム 第二回 「iPadはAndroidタブレットより使いやすい」のか?

     私の結論から申し上げますと、「使いやすいかどうかは慣れの問題」です。

 

    んなOSであろうと使用者が自分で努力して使い込むうちに,その人のペースに応じて少しずつ謎が解決され,操作に慣れていきます。Androidタブレットも使い慣れれば良いのです。ですから,ミーティングや家族の崇拝,野外奉仕で使ってみましょう。印刷版を見たり使ったりすればするほど上達は遅くなります。

 

    買ってしばらくは自分の手に余ることには手出ししないのがコツ 

     Android初心者のJWは,まずはJW公式アプリだけを使うようにしていれば,混乱する事態を最小限にできます。基本を覚える前から,やれプリンターに繋いで印刷するにはどうすればよいか,手書きでノートを取るにはどうすればよいか,というのは本末転倒です。

     Androidは沖へ行けば行くほど深く広くなっていく大海原のような自由度が特徴です。まずは浅瀬で慣れてから次の段階を考えましょう!!。沖で遊んでいる人もいますが,そういう方はリスクを承知の上で遊んでいますので真似しないでください。

 

    慣れてきたなら自分で使いやすくする

     もしあなたがご自分のケータイ電話の待ち受け画面や着信音すらアレンジした経験がない,そもそもそんなことには興味がないという方であれば,おそらくAndroidを買ったとしても不満が消えないかもしれません。Androidは「使いにくい部分を自分向けに使いやすくする(カスタマイズ)」ことも結構大事だからです。

   

    このようなカスタマイズは,見た目の変更といったほとんど手間のかからない変更から,恐ろしく手の込んだ仕掛けを付け足すというものまであります。しかし,私も含めてJWは忙しい毎日を送っていますので,このブログではごくかんたんなレベルのものだけを後日の機会に記事にできればと思っています。

    

敬遠されてはいないAndroid

     もし本当にAndroidが絶対的に使いにくいOSであるのなら,購入者は次から次へとAndroidに愛想を尽かしてiOSWindowsに乗り換えてしまうことでしょう。使われないものはお店から姿を消していき,購入しづらいものは消費者には選ばれないという負のスパイラルが起きるはずです。でも実際は。。。。。下のグラフのとおりシェアは増えています。(黄緑色の線がAndroid)

 

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自分で使うのであれ,誰かに操作を教えるのであれ,会衆内や野外でも最も多くの方に使われているAndroid版JWLibraryのチュートリアルビデオがJW.orgで最初にリリースされたのも納得がいきます。

(グラフに入っている透かしのとおりStatcounter というウェブサイト(英文)でOSのシェアを調べることができます。*1

 

     このように世界中で使われている携帯電子機器の実に8割以上はAndroidであることを知るとびっくりする日本人は少なくないのです。私は台湾や香港などの中華圏を度々訪問していましたが,ご年輩の方もスイスイとAndroidスマホを使っておられ,公共の場所や乗り物の中でモバイル機器を使っている方の中でもほぼ上記の結果に近い比率だという印象を受けました。

    

 逆にiOSバイスが使いにくいと感じる人もいる

     興味深いことに,これまでWindowsAndroidしか使ってこなかった方にiPadを手渡して使わせてみると,はじめのうちは操作方法が違うために「あれ?あれ?」を連発します。iOS愛用者が逆の立場になっても同じことが言えますので長年iPhoneiPadだけを愛用してこられた方が,Apple社の製品こそ最も使いやすく感じるのはごく自然なことです。*2 

      安くても4万円オーバー,高くて10万円コースのiPadシリーズと3万円前後のAndroidモデルを比較して「やっぱりiPadはすごい」というのもちょっとおかしな比較です。これだけ価格が違えば性能や,質感に差がつくのは当然です。iPadProやSurfacePro4の挙動を見てしまったら,1万円台のAndroidタブレットなどお話になりません。

 

まとめ     

     率直に言ってAndroidはバソコン未経験に対して不親切な部分を含むOSですが,最近のバージョンであれば酷評されるほど悪くはありません。また基本操作をわかりやすく解説したAndroid初心者向けのガイドブックも販売されています。 

     しかし,WindowsでもiOSでもなくAndroidを選ぶことにした人には,気をつけるべき点もあります。Androidには当たり外れがあるという点です。この点については後日投稿する記事でお話します。

 

 

*1:

tatcounterのデータを自分で見てみたい方向けの説明です。

グラフの下の項目について

左のStatは統計をとる項目と対象を個別に絞り込むことができます

中央のRegionは統計の対象地域(Worldwideは全世界という意味)
右のPeriod:は統計の対象期間

を表しています。

ですから,スマホタブレットの全世界のOSシェアを調べたいのであれば,

StatでPlatformでMobileとTabletだけにチェックを入れる

    StatisticでOperating Systemだけにチェックを入れる

RegionはWorldwideのままにしておく

Periodはお好みで。

 

Stat の選択一覧の右上のdoneと書かれた部分をクリックすると集計が始まり,少し立つと折れ線グラフが表示されます。

*2:iOSユーザーの中には新規購入を検討している方に「iPadは使いやすくてオススメ」「iPadにしておけば間違いない」と熱烈にiPad押しする人もいます。制止する義理もないので聞いていないフリをしていますが,「初心者にはAndroidは難しくてムリだよ」とか「Androidは使いにくいよ」十把一絡げに結論されてしまうのは遺憾に思います。せめて「自分には合わなかった」ぐらいにしておけば,謙虚なコメントに感じられるのですが…

コラム 第一回 あいさつのことば

皆様はじめまして,リン・シァオ・ホンと申します。

    このブログを開設した目的はAndroid端末を使用しているJWの仲間たちの満足度を向上させることです。また,これまで様々な理由でAndroidを敬遠してきたJWの不安を幾らかでも和らげたいとも願っています。
    
    読者の皆さまもお気づきのように,日本国内は世界の中でもすば抜けてiOSバイスの比率が高い国です。でも,このブログではiOSバイスについてはほとんどとりあげません。筆者はiOSバイスを含むApple社の製品はまったく購入したことがないからです。日常的に使っていないものについて誠実なレビューはできません。記事の都合上,iOSに軽く言及するときもありますが,それはiOSAndroidの優劣付けをするものではなく,違いを強調する目的があります。

 

    上記の主旨を踏まえた上で,情報端末を用いた霊的活動に関係する私個人の考えも時々記事にすることがあります。ブログの更新頻度はスローペースなので息抜き程度に読んでいただければ幸いです。それでは今後とも宜しくお願いします。

 

    さて,2012年に全世界でASUS社製のNexus7が衝撃のコストパフォーマンスでGoogle社によって発売されて以来、Androidはバージョンアップを重ね,洗練されてきました。良くも悪くもこれからも変わり続けることでしょう。現在では機種選びさえ間違えなければ(←ココ重要)大抵のJWにとって十分な性能のAndroidタブレットiPadWindowsタブレットよりも安価で購入・運用できます。

    タブレットの代名詞はiPad,という状況が作り出された理由は色々あると考えらていますがそれは私には正確にはわかりません。実際にiPadを使っておられる方々を観察していますと、様々な場面に応じて使いこなしておられる方ばかりではありません。悪戦苦闘しておられる方もおられます。大枚をはたいてiPadを買ったために経済的にかなりの負担が生じてしまった方,動画や写真を保存しすぎて容量不足に悩まされる方。「いいのを買ったけど宝の持ち腐れになってますね」と自嘲気味に述べる方を見かけるたびに,私は疑問に思うのです。

 「JWにとってiPadは果たして最適解なのか?」と。

    次回の記事ではAndroidを避けてiPadを買うように説得された人が耳にしたことがある言葉の真偽についてAndroidユーザーのJWとしての立場から考察してみたいと思います。

    では,次回をお楽しみに!!