JWLanguage(Android版を)を使いこなす 第15回 「宣教の技術」のフレーズについて その3
さて、紹介の言葉が終わり、聖句を紹介して論じ、さらに時間が許すなら次は視覚的な説明に移ることになります。
特定の論題に十分な関心があることが会話を通して確認された場合、JWはその論題についてのひとまとまりの情報をまとめたものを提供することにやぶさかではありません。*1
今回は電子的なものであれ、紙媒体であれ、私達の出版物やコンテンツに注意を引きたい場合に用いるフレーズをJW Languageアプリから考えていきましょう。
文書を用いる
注意すべき点として、この時点ではまだ、「配布」することに決めたわけではありません。文書を「用い」てさらに幾らか会話を続けることに主眼を置いたフレーズが集められています。
証言がハイテンポで行われる区域では、この段階は証言のはじめに来ることも多いです。それで、提供するにせよしないことにするにせよ、直截的にトピックに入ることができるフレーズが必要な場面を想定したコレクションを作ることになります。
よく似たタイトルのタイルがありますから、アプリ内では下の写真を探して見てください。
考えられるコレクションは次のようなものになると思います。
書籍や冊子や雑誌やパンフレットを紹介するときの一言
文書の特定の章や記事を紹介するときの一言
ものみの塔・目ざめよ両誌の特集記事を紹介するときの一言
文書内のどの記事に関心があるかを聞きたいとき
公式ウェブサイトを紹介したいとき
証言のはじめに出版物を見せながら行う質問
電子機器を用いる
ここでいう電子機器とは、スマートフォンやタブレットなどの宣教で用いるモバイル機器を想定していますが、家の戸口以外で、相手が所有している電子機器を相手ご自身に操作してもらいながら証言するスタイルを採用することもあるようです。
同じOS同士であれば教え合うこともできるかもしれません。
でもAndroidはバージョンやメーカーの違いによって操作や表示が異なり、自分の使いやすいようにカスタマイズしていする方も多いので、普通は操作に慣れている人(大抵は持ち主)主な操作をすることになるでしょうか。
上の地図を見るまでもなく、日本ではiPad、iPhoneが過半数を超えているので、私達日本人のAndroidユーザーはiOSについても簡単な操作程度はできたほうがよいでしょう。他の国への移転を考えておられる方はその土地の事情などから日本との違いが色々わかってくると思います。
では、具体的にどんなコレクションを作成できるかを考えていきましょう。
こうした機会に話すためには役立ちそうな次のようなコレクションが作れそうです。
公式ウェブサイトについて紹介したいとき
相手が自分でアクセスできるかどうかを訊ねたいとき
JW.orgにアクセスする方法の説明の仕方
サイト内での基本的な操作説明の仕方
公式アプリについて紹介したいとき
ビデオコンテンツを見てもらいたいとき
相手に自分でコンテンツやアプリをダウンロードを促したいとき
今回はここまでです。次回の訪問で会えないことが多く、一期一会ということも増えていますから、電子機器を用いるフレーズは他の証言の一部に織り交ぜることも意識していきたいところです。
そうすれば、もう私達と直に会う機会が来ないとしても、その人が行動を起こしたくなった時、手元の端末から私達の組織とコンタクトをとるための術(すべ)を残すことができます。
次回は、証言を終えてそこから立ち去る時に用いるフレーズから考えていきたいと思っています。
それでは、良い一週間を!!
*1:宣教奉仕で用いる紙媒体を王国会館で一度に何冊程度受け取るか、また区域の方に手渡す場合にどんな識別力を働かせるべきかについては過去の王国宣教でも扱われてきました。例えば、宣 05/12 8ページ 3節 「無駄にしない」や 集ワ17 2月号 4ページ「聖書文書を賢く使う」などを時々考慮できると思います。