コラム 第二十回 【祝】ついに一般的な呼称で発音されるようになったJW.org
今冬は記録に残る極寒のようですが、皆様お元気でしょうか。
私の会衆は巡回監督の訪問の週に突入しました。目下、週末しか奉仕できない生活ですが、どうにか補助開拓奉仕の要求時間も達成できる目処が立ってホッとしています。
さて、突然ですが「今後は日本語コンテンツでのJW.orgはおそらく世界標準の発音にシフトしていくだろう」というという巡回監督のコメントが「開拓者との集まり」の中であったと妻から聞きました。私個人としては数年来のモヤモヤがようやく解消されそうな嬉しい一言です。さてその根拠は・・・?
変化は公式ウェブサイトで生じていた
早速確認してみたところ、日本語版ものみの塔(研究用)2018年4月号の朗読音声でJW.orgが(ジェイダブリュードットオーグ)と確かに発音されています。
そうなると従来の発音で収録されたコンテンツは徐々にアップデートで修正されていくのでしょうか。
あと、この「読者からの質問」の記事の指摘通り、アウトなAndroidアプリやウェブサイトが随分あるようです。そりゃ公式コンテンツやロゴマークをそのまま丸パクリしていたらダメでしょう。。。私がブログのコメント機能をオフにしている理由もお分かりいただけるかと思います。
本ブログも今後は特に、著作権を侵害しないよう十分に注意しながら更新していきたいと思っています。もちろん利用規約は熟読熟慮しています。
「オーグ」と「オーアールジー」―併存してきた2つの読み方
フランスでは、Wi-Fi(ワイファイ)のことを「ウィーフィー」と読むことを最近知ったのですが、いずれにしても、「Wi-Fi」という語は、もともと何の意味もない文字列です。*1
語源が存在せず、しかも複数の読み方が生じる余地がある単語については各国・地域でメジャーになった読み方が標準化されれば良いと私は思います。
ところが、「.org」は無意味な文字列ではありません。英語で「組織」を意味するOrganization(オーガニゼーション)の略称であり、非営利の組織によって用いられるドメインです。
そのようなわけで、入手可能なIT用語辞典では「.org」は「ドットオーグ」あるいは「ドットオルグ」と英語由来の読み方が収録されているわけです。
協会が、これまで「オーアールジー」と読ませることにした理由は私にはわかりません、今になってようやく「オーグ」というオーソドックスな発音に合わせることにした背景についてもやはり憶測になってしまいます。ですから、わたしが考えられることはグローバルな発音に合わせることで生じるメリットについてぐらいです。
「ジェイダブリュー ドットオーグ」に変わることのメリット
外国語での奉仕では、発音を間違えたために音信の価値が損なわれるということがままあります。奉仕者がある単語の読み方を間違えたために感情を害する人もいました。
みなさんもよくご存知のようにコンピュータ・IT関係のデジタル用語は知らないとまず読めないものが特に多いです。たとえば、Adobe、IEEE、SCSIなどの正しい読み方を知った時、私は衝撃を受けました。*2
これは仮定にすぎませんが、公式ウェブサイトを紹介する際に―俗な表現になりますが―いかにも素人くさい読み方をしたというだけの理由で、私達(と私達が紹介しようとしているメッセージ)が見くびられてしまうことがあるとしたら残念なことです。
新しい読み方が定着したあとは「この宗教のメンバーはドメインの読み方も知らない」と思われてしまうことはなくなるでしょう。
「言いやすさ」、そして「縮めにくさ」
「言いやすさ」
新旧2つの読み方をそれぞれ言い比べてみると、音節数がかなり減って発音しやすく感じます。ドットとオーグの2つの音節をリエゾン気味に発音できることもあって一種のまとまり感もあります。
「縮めにくさ」
「素でもべっぴん」→「スッピン」のようなセンスあふれる略され方をした語はそれなりの愛着を増し加えつつ一種の市民権を得てきました。では「ジェイダブリュードットオーアールジー」→「オーアールジー」という省略はどうなのでしょうか。
おわかりのように、この独特の略称はorgという言葉が持つ意味についての理解の甘さが原因です。しかも国内の会衆で存外広まってしまいました。
以前にも書いたように、この言い方は、会社員が社名を尋ねられたときに、「㈱です。」と答えるのと同じくらい情報が足りない略し方です。JWというコミュニティ内では愛用され、通用するかもしれませんが、客観的に見るなら大変滑稽な言い回しなのです。
まとめ
正式な読み方を知っていながらも、会衆内の大多数の聴衆にとって馴染み深い読み方であえて発音するようにしておられた兄弟姉妹もおられると思います。日本語版公式サイトが、一般的な発音に合わせてくださったので、これからは朗読や話や実演プログラムの中でも堂々と「ジェイダブリュードットオーグ」と言えると思います。
最後に余談になりますが、うちの会衆では記念写真撮影のときに
撮影者「はい、撮りますよ~、ジェイダブリューオーアール…」
被撮影者「ジーーーー」(パシャ)
…というガラパゴスな掛け合いがなされております。
ご本人たちは楽しんでおられるので咎めるつもりは毛頭ないんですけれども、とにかく恥ずかしい。。。。 一体どこから始まったんでしょうね。これ(-_-;)
もし「ジェイダブリュードットオーグ」→「オーグ」と略す人が現れたらどうしましょう。
少なくとも写真撮影には使えませんね。
「撮りますよ~。はい、オーグ」なんてやったら、変顔のオンパレード確定です。