JWLanguage(Android版)を使いこなす 第4回 コレクションを作る
出身地の話題になった時、「じゃあちょっと○○語(○○弁)で喋ってみてくれませんか?」と言われた経験はありませんか。
この質問が意外に即答できないものなのです。
そもそもトピックもシチュエーションも限定せずに「さあ何か喋って」というのが無茶ブリであって、これに即答できれば相当なコミュニケーション能力をお持ちの方だと私は思います。
こういう場合、「こんな時、○○語(○○弁)では何と言うの?」がより親切な問いかけと言えるでしょう。場面を限定してあげることによって語彙やフレーズも限定され、かなり難度が下がるからです。
外国語を使いこなすための早道は場面限定
外国語を扱う上でも同じことが言えます。「英語の奉仕の準備をしよう」と張り切って片っ端から単語・文法を詰め込む勉強法もあるのかもしれませんが、トピックやシチュエーションが漠然としたままでは、効率よく準備ができません。
ですから、JWLAnguageアプリを起動して、そこにある単語・フレーズを片っ端から丸暗記するのは間違った勉強法です。電子辞書のように使う方法もあるにはありますが、その方法では外国語で喋れるようにはならないでしょう。
確かに、JWLAnguageアプリには、集会や野外奉仕、再訪問、聖書レッスンで用いる様々な神権用語(語彙)と言い回し(フレーズ)が収録されていますが、注目すべきなのは、よく用いられるフレーズが場面(シチュエーション)別に分類されたセクションなのです。
それぞれの場面での常套句だけのレッスンをここでできますが、片っ端から覚えるのは大変なので、自分が扱いやすい言葉を集めてしまうのが一番効率が良くなります。では、どんな機能を使えばよいのでしょうか。
そうです。ここでコレクション機能が活用できます。
解説を見てもアプリでは文章による説明はごく簡単なものにとどめられています。
JWLAnguageアプリの大きな特徴の一つは特定の場面に必要な言い回しを集めあわせる機能があることなのです。
外国語で証言したいのであれば、
①まず、自分がどんな状況でどんなことを伝えたいか、という考えをまとめ
②それらに対応した外国語のフレーズをコレクションし
③それを繰り返し、継続的かつ練習することによって、
ある場面に遭遇した場合に、学習したフレーズを用いて外国語で対応することができるようになります。
コレクション機能で何をするか
コレクション機能とは、色々なフレーズをひとまとめに集めあわせる機能のことです。つまり、ある場面で必要とされる言い回しを、ひとまとめにする事ができるということです。ですから、コレクションに設定する場面は汎用性が高いものが良いでしょう。
では、早速、ある場面を例に上げましょう。
公の奉仕で有効的な外国人と遭遇したとします。
その人の話す言語の出版物を持ち合わせていない、それでその人のために公式サイトJW.orgだけでも紹介したい、とあなたは思います。
こういう状況って起きうるのではないでしょうか。このように、場面が限定されるなら、色々お伝えしたいことが頭に浮かぶのではありませんか?
では、英語話者に対して伝えるべきフレーズを検索してみましょう。
ダウンロード済みセクションから公の証言や電子機器を用いるなどの場面を見ておくとよいかと思います。
それぞれのフレーズをタップするとネイティブの音声が再生されます。*1
ご自身にとって伝えたい考えがほかにあるなら、挨拶・自己紹介、挨拶の後、質問する、文章を提供する、再訪問を申し出る、など他の場面も見てみるとピッタリのフレーズを見つけられるでしょう。
フレーズをコレクションに追加する
上の解説を見るの画像にもありましたが、それぞれフレーズの一番右にあるその他アイコン「︙」をタップすると
上の写真のように「コレクションへ追加する」メニューが表示されます。
ここで、追加するをタップすると
画面がグレーアウトして 追加先の選択画面が下に表示されます。
まだ何もコレクションがないなら、緑の文字で書かれた「新しいコレクション」をタップしましょう。
作成したコレクションを呼び出す
サイドメニューを呼び出すと、コレクションメニューが一覧にあります。
「コレクション」の文字をタップすると作成したコレクションのリストに変わります。
覚えてしまったコレクションは消してしまいましたが、いろいろためていくのも面白そうですね。コレクションのコレクションです。
私は相手が外国人だとわかった時に言いたい言葉をこのように集めています。
フレーズは上から下に時系列で並べると良いと思います。
今回はここまでとなります。次回は少し補足を加えたいと思います。
いかがでしたか?コレクション機能はまだまだ意外と使われていないように思います。
最初は場面をイメージしながらコレクション作成するだけでも構いません。きっと楽しい経験ができると思います。
*1:「電子機器を用いる」の「jw.org」をタップしてみてください。英語音声が再生されるはずです。英語ではそのように発音されます。一部の日本人は「じぇいだぶるおーあーるじー」と読んでいますが、これは決してグローバルな発音とは言えません。