JW Library(アンドロイド版)を使いこなす 第21回 メモとタグについて
今回は,作成したメモの管理や検索の仕方関係した内容です。
メモの管理は,個人研究カテゴリ内で行います
バージョン9にアップデート完了したJWLibraryアプリを起動すると,サイドメニューの集会カテゴリの下に個人研究カテゴリが追加されていることが確認できます。
そして,メモの管理を行う上で欠かせないのがタグ付けです。タグ名をどうするかは自由ですが,汎用性の高い語彙を使うのがよいでしょう。
タグとは何か
私の会衆ではアップデート直後から,多くの兄弟姉妹から,「そもそもタグって何ですか?」という質問が殺到しました。年代層的にニコニコ動画などの動画投稿サイトや,ツイッターなどを利用しない方がほとんどですので,耳慣れない言葉だと思います。
タグとは,それをつけたものを説明するラベルのようなものですが,実生活でのラベルよりずっと便利です。その必要性を理解しやすくするため,例えを使って説明します。
あなたが,90人の成員で構成された会衆に属しているとしましょう。その会衆は,15人ずつ6つの群れからなっています。当然,会衆には様々な年代の男女,既婚者独身者,奉仕の立場が異なる方がいます。
ここで,色んな種類のラベルが準備されます。ラベルには一枚一枚に次のような字がそれぞれ書かれています。
「未信者」「研究生」「兄弟」「姉妹」「長老」「奉仕の僕」「正規開拓者」「こども」「ティーンエージャー」「主婦」「独身」「既婚」「1の群れ」「2の群れ」「3の群れ」「4の群れ」「5の群れ」「外国語の群れ」といった具合です。また,それぞれのラベルは1枚ずつではありません。
さて,ここで次のような指示が出されます。「皆さん,ご自分に当てはまるものをすべて持っていってください。」それで,みんながそのとおりにします。
私は「兄弟」「奉仕の僕」「既婚」「外国語の群れ」の4枚を受け取りました。「研究生」「既婚」「2の群れ」という組み合わせが手元にある姉妹もいます,その人と聖書レッスンをしている女性は「姉妹」「正規開拓者」「独身」「2の群れ」を持っています。
実は,こうしたラベル一枚一枚がメモにつけられるタグを表しています。
メモの内容や目的を表すラベルの役割を果たすのが「タグ」なのです。
ではそれがどんな役に立つのでしょうか。
なぜ,タグをつけるのか
引き続きラベルを配った会衆の例えで説明します。
あなたは誰かを食事招待することにします。誰を招くかはその人の事情を考慮してお決めになることでしょう。それで,会衆全員を招くことは不可能ですから,対象を絞り込みたいと思います。
こんな時,各自がどんなラベルを持っているかを管理していれば,望む条件を満たしている人だけを絞り込むことができます。
例えば,自己犠牲の精神に富む開拓者の長老を招きたいなら,(人数が少ないのであれば,記憶の範囲でできてしまいますが)「独身」「開拓者」「長老」というラベルをすべて有している人が招待候補者になります。
未信者のご主人たちも合わせて招待したいなら,「既婚」「未信者」というラベルの両方を持っている人が候補として見つかります。
このように,タグは,ある条件を満たすメモだけを探すのに大変便利なのです。そして大切な点が2つあります。
タグの名前をつけるときの注意点
1.タグの名前は汎用性が高く簡潔なものにすること
あまりにも詳細で,複雑な名前のタグは,タグ名に当てはまるメモが少なくなり帰って使いづらくなります。長過ぎるタグ名は見づらく探しにくくなります。
2.タグを増やしすぎない
タグに名前をつけた本人が覚えきれなくなるほど多くのタグをつくるのもいけません。
タグはあとから名前を変えたり(リネーム)削除することもできますので,なれるまでは,仮のタグ名で練習してみてください。
後日の投稿で応用編として,実際にどんなタグをつけ,どのように管理し,どう活用するかを説明します。お楽しみに。