JWLibrary(Android版)を使いこなす 第20回 集会の予習をする その6
メモ機能を使って集会の準備をしておくとコメントをするときに非常に助けになります。
研究記事のキーワードにメモを付ける
まず,その週のものみの塔の研究記事を開きましょう。ホーム画面で集会カテゴリを開き,「ものみの塔」のタブをタップします。左にスワイプしてもいいです。
繰り返しになりますが,メモ機能はハイライト機能と同じ操作から始まります。
アプリ内で,ものみの塔の段落にメモを付けると,右のスタディペインエリアに大きめの数字が表示されます。この数字は,そのメモが記事の何段落目にあるかを示しています。記事とメモとの関係がとてもわかり易くなっていることに気づきます。こうした配慮もうれしいですね。
実際にメモを書いてみる
望みのキーワードをハイライト選択するとその部分が新しいメモとして作成されます。 その瞬間は選択した文字列がメモのタイトルになっています。さてメモの本文を入力していきましょう。
Noteという文字列のある領域にメモの内容を打ち込んでいきます。文字を打ち込むとNoteという表記はメモに上書きされ消えてしまいます。メモを書き終えたら,続いてタイトルも編集します。ちなみにタイトルの文字をすべて削除するとTitleという文字列が出現します。
カーソルをメモのタイトルの部分に移動させると,タイトルも好きなように編集できます。わかりやすくするため,タイトルは短くわかりやすいものしましょう。
最後に「タグの追加」の部分を編集してタグを付けます。
タグを付け終わりました。一つのメモに複数のタグを付けることもできます。
文字列のないメモを作ればタグだけのメモを作ることも可能です。
今回は「注解用」というタグをつけてみました。
この「タグ」については,次回の記事で詳しく扱います。
さて,先日の記事で触れましたが,概ね30秒以内のコメントをするには,事前の準備,つまり予習が不可欠です。体調不良や仕事や家庭の責任に週日忙殺されたり,他の何らかの事情のために予習が不十分なままディスカッションに出席するとどんなことになるでしょうか。
予習の度合いと集会当日での状態
予習率0% 研究記事にまったく目を通していない状態のこと。
この状態で,コメントしようとするのはある意味勇敢だが,記事の要点や目的が大局的に掴みきれていないとコメントは場当たり的な発言に終止することが少なくない。独自の見解,世俗の経験や報道に基づく発言は出席者にとって益をもたらしづらい。
予習率25% 記事の本文を読了しただけの状態のこと
要点が記憶の中で整理されていないことがおおく,読み終えたときの記憶まかせになるため,厚みのあるコメントはやはりしづらい。大抵は進行についていくのがやっとの状態になる事が多い。集会に「参加」しているというより「出席」しているたけの状態になりやすいため,与えることによって得られる喜びが限定的なものになる。
予習率50% ハイライト(印刷版では傍線)だけをつけた状態のこと
直接的な質問にはある程度対応できるが,本文を引用し,若干語形を整えたレベルに留まりがちなコメントになる。聖書的な裏付けに対する調査を怠っているため,付加的な質問をされると返答に窮してしまう。円熟したクリスチャンを目指すにはこのレベルからの脱却が必要になる。
予習率75% 聖句の調査までが終わった状態のこと
一通りの調査を終了し,この時点で大抵の疑問は解決しているため達成感は得られている思われる。だが,肝心のコメントそのものの準備をしていないため,誌面上の書面的語彙を用いてしまいがちで,簡潔な(推奨は30秒以内)コメントを行ううえでもやや難がある。
予習率100% すべての調査が終了し,黙想とコメントの準備が終わった状態のこと
特に研究版のものみの塔誌は,「固い食物(ヘブ5:14)」ため,自分の信仰にとって血となり肉となるような消化をするには黙想を伴わせる必要がある。この状態まで終わらせていると集会は待ち遠しいものとなり,あとで後悔するようなコメントをしてしまう失敗も防止できる。理想的な状態。
今回のアップデートで追加されたメモ機能を使いこなすことで,モバイル端末単体で75%以上の予習率を達成することが技術的に可能になりました。スキマ時間を使ってぜひ万全の状態で集会に臨みましょう。
では,次回をお楽しみに!!