JW Library(Android版)を使いこなす 第17回 集会の予習をする。その4
今回は,ハイライト機能の,補足説明です。加筆修正で前回一回分の記事にまとめ込んでしまおうかとも考えましたが,情報量が増えすぎるので二分割しました。
では,まず,おさらいとして,ハイライト操作をするときにポップアップするメニューをみてみましょう。
それぞれの色の使い分け方の案については前回の記事で考察しました。目指すところは資料の要点がただちに見つけられるようにハイライトすることです。後ろの席の人からどう見られるかは気にしません。
ハイライトのやり過ぎは禁物
ハイライトは面白く,予習を頑張った気分になれるので,ついつい多用してしまいがちです。牛丼を紅しょうがで覆い尽くすが如く,記事のほとんどすべての文章がハイライトされている方もいます。*1
それでも,マンスリープログラムでも指摘されたように,ハイライトのやり過ぎは逆効果になります。特に日本語は単語単位で分かち書きをしない言語のため,長過ぎるハイライトは相当見づらくなります。
よほど重要な一文でもないかぎり,一つのセンテンス丸々をハイライトするのは感心しません。質問の疑問詞に対応する名詞・副詞・形容詞だけ,動詞の語幹などだけをハイライトするようにすれば軽減されるかと思います。
さて,本題に戻りましょう。
このポップアップメニューですが,ユーザーの操作の仕方によって若干挙動が異なるので,その点を解説します。
ポップアップメニューの2系統の挙動
指をつけたまま横に滑らせてハイライトした場合
①ハイライトしたいテキストを拡大表示が出るまでロングタップします。
②指をつけたまま上下左右に滑らせて,任意の場所で指を離します。
上の操作でハイライトの位置と長さが確定します。オーソドックスな操作方法なので,おもにこちらの方法を採用している方が多数派のように思います。
ハイライトの位置が確定したら,次に色を変更することになります。
①色を変更したいハイライトをもう一度タップして(この場合は緑色のハイライト)
②変更したい色の丸印をタップするだけです。
今回は緑から青に変更しました。チェックが青丸についている点に注目。
色が変更されると,自動的にポップアップが終了します。
さて,この方法の欠点は,ハイライトの起点を思い通りにしづらいことです。タップが上手でない方は慣れるまでハイライトしたい最初の一文字がハイライトできず,苦労するかもしれません。もしかしたら,終点を決めるのも少し練習が必要でしょうか。
もし,自信がなければ,上記の操作ステップ①の状態で指を画面から離してください。それがもう一つの方法です。
ロングタップ後に指を離した場合
①ハイライトしたい部分の大まかな場所をロングタップする。
②指の近くに拡大表示がポップアップされたら指を離す。
③始点と終点をそれぞれスライドして調整する。
この方法はほぼ確実に始点と終点を望みの場所にすることができます。
ハイライトの始点と終点が確定するまではポップアップは下のような短縮表示になります。
短縮表示中のハイライトポップアップメニュー
この表示中は何度でも始点終点を選択し直すことができます。始点と終点が望みの位置に配置され,ハイライトがふさわしい長さになったなら,
④もう一度ポップアップメニューをタップします。
すると,このように色の選択だけを行わせるポップアップ表示に変化します。
⑤最後に望みの色の丸印をタップして色を確定させる。
いずれの方法でも,2つのハイライトが重なり合った場合,それらのハイライトは一つのハイライトとして連結されます。色はあとから上書きしたハイライトの色に変更統一されます。
ひとたび連結したハイライトはもう分割することができません。連続したハイライトの途中で色を変えたい場合は,ハイライトを重ね合わせないよう注意深く操作しましょう。要練習ですね。
ハイライトを削除する
ハイライトを削除したい場合,上記の2通りのいずれも操作方法は共通です。
①削除したいハイライトをもう一度タップします。
②ポップアップメニューのゴミ箱マークをタップすると消えます。
これで終了です。ぜひ,どちらの方法でもハイライトできるようになっておきましょう。自分の望む文字列をきちんとハイライトするテクニックは,メモ機能のためにコピーをする際に必須になります。指先に力を入れすぎないのがコツですので,諦めずにがんばってください。
これで,ハイライトについての解説を終了します。いよいよ次回はメモ機能の解説になります。これも,情報量が多いので,数回にまたがる投稿となる予定です。かなり革新的な使い方ができますので,お楽しみに!!*2