コラム 第十二回 エラーが出て公衆無線LANにつながらない時は?
地元の会衆のJWから,公衆フリーWi-Fiに接続しようとするとエラーが出て困っているとの相談を受けました。
直接お会いして調査しようと考えていた矢先,ローソンのWi-Fiに接続しようとした私のタブレットもエラーを表示するようになり,対応策を考える事になりどうにか自己流の解決策を見つけたので今回のコラムはそれにまつわる内容です。
エラーが出た公衆無線LANに接続する方法
どんなエラーが出るのか,まずは次の画像をご覧ください。
「この接続ではプライバシーが保護されません」だそうです。ドキッとしますね。
再読み込みをしても同じ結果の繰り返しです。
ヒントはブラウザのアドレスバーにありました
httpsに二重の取り消し線がついていて,しかも赤い表示になっています。*1どうやらこれが元凶のようですね。
httpsでページを呼び出したのに,それにふさわしい応答がなかったのでしょうか。
あまり詳しいことはわかりませんが,ここをいじることにします。
httpsから始まるアドレスバーをタップします。
pとsの間にカーソル(写真では青い縦線で表示されています)を持っていきます。
以前のコラムでも書きましたが,Androidではこういうときに一文字ずつ移動できるので楽勝ですね。
バックスペースキーで,sを削除してhttpにして下さい。
httpから始まる文字列になったことを確認したら,ページを再読み込みします。
Chromeブラウザでは下の矢印で示したマークをタップすると再読み込みされます。
はい,つながりました。
でも,セキュアな通信にはなっていないので,その点は十分に気をつけましょう。
多分これが一番簡単な解決手段だと思います。
つながらない場合,他に考えられる対処策
Wi-Fiに繋いでネットを閲覧し,移動したあと別のWi-Fiにつなごうとするとたいていうまく行きません。
原則として,どのWi-Fiスポットでもまず利用開始するためのログインページを表示させる必要があります。
それで,移動先の新しいwi-fiで再接続したいなら次の操作を行ってください
ログインページの表示
まずブラウザアプリを完全に終了させます。(重要)
タブレットのナビゲーションバーのアプリ切り替えボタンをタップして使用履歴からブラウザアプリを消します。
次にタブレットのWi-Fiを一旦オフにして,もう一度Wi-Fiをオンにします。
付近一帯に電波を飛ばしているwi-fiスポットのSSIDが一覧として表示されます。
繋ぐべきSSIDを特定できたらタップして「接続」を選びます。
するとブラウザが自動的に立ち上がりログイン画面が表示されるはずです。
それでもうまくいかないなら,
Chromeのメニューバー右端のその他ボタンをタップして,
履歴をタップして履歴を表示し,
画面一番下の「閲覧データの消去…」をタップします。
「閲覧履歴データを消去する」という画面が表示されたら,
閲覧履歴,Cookieとサイトデータ,キャッシュされた画像とファイル,の3つにチェックを入れて,
「データを消去」をタップしてください。
そうしたらもう一度上のログインページの表示の手順を最初から繰り返してみてください。
その他の注意点
特殊な場合を除いて、公共の場所でのwi-fi通信はやり取りされる情報が暗号化されていない事も多いです。飛行場とか,駅とかです。
十分なセキュリティ意識を持って利用しましょう。
また訪日外国人専用のwi-fiサービスは登録可能な個人情報を持っていないと利用できません。(携帯電話やパスポートの番号)
こんかいは中規模の都市のターミナル駅のWi-Fiで繋いでみましたが,こういうものは公衆サービスですから、回線品質と大勢の利用者で分け合うことを両立させるにいくつかの規則があるのが普通です。
例えば,無料でサービスを利用できる代わりに,利用者のメールアドレスを登録する必要があります。
これを不安がる人もいます。
では、もし読者のあなたがwi-fi提供者の立場だったなら、身元も連絡先も明かそうとしない人に自分のwi-fiを使わせるでしょうか?
その人が「あなたのwi-fi」を使って犯行予告をしていったならどうしますか?設備を使わせた人には、それを悪用した人の情報を当局に提供する社会的な責任があります。
私は幾つかの公衆wi-fiサービスに登録していますが、特にしつこい広告が届いたりしたことはありません。
そのような広告が不要な方は、利用開始の画面のどこかに
〇〇からの、メールマガジンを受け取る
「お得情報」などの、メールを受け取る
というような項目があるはずなので、
それに気がついたら(むしろ気が付いたうえで「同意して利用開始する」を押して欲しいです)項目のチェックを外しておきましょう。
普段メインで使っているのとは別のwi-fi登録用のメールアドレスを作っておいても良いと思います。その場合提供者から本人確認のメールがそちらに届くので意識してください。
時間制限 長時間の連続利用はできません。
回数制限 一日に接続できる回数に上限があります。
通信速度制限 回線品質確保のため、が速くない。
ですから,JW.orgの動画などをダウンロードしようとするのはあまりオススメできません。時間がかかるだけでいつまでもダウンロードが完了しないと思います。
あきらめて,光回線を引いている個人宅や,王国会館でダウンロードしましょう。