読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

JW(エホバの証人)とAndroid

Androidタブレットを使う日本国内のエホバの証人(JW)のためのブログです。

コラム 第十回 タブレットは容量・用法をお確かめください

タブレットの容量

 

     最初に,初心者の方が混同しがちな用語を最初にまとめさせてください。

     それはメモリデータストレージデータ通信量の3つの用語です。*1


     これらの言葉の意味するものがわからないまま不誠実な店員さんや,アドバイザーの言いなりになっているといい加減なタブレットを買わされてしまうことがあります。


メモリとは

     人間でも会話や読み書き,計算をするときに一時的に数文字ずつ短い情報を覚えて作業することがあります。タブレットも同じように,何かの作業を行わせるとこのメモリに情報をためながら動作します。メモリの容量はカタログや,広告の性能欄に記載されています。最低でも2GB以上の機種を選ぶようにしましょう。メモリの容量が少ないタブレットは,多くの作業を同時進行させることが不得手で,イライラするほど動作が遅くなります。

 

ストレージとは

     ストレージとはデータを保存するスペースのことです。ストレージに保存されたデータは削除しない限り電源を切っても消去されません。ストレージにはいくつか種類があります。

 

内部ストレージ
これはタブレットにもともと組み込まれた本体の保存スペースの広さです。冷蔵庫と同じで容量が大きいモデルほど価格も上がります。たくさんのアプリをインストールする人は32GB以上あるモデルを選ぶようにしましょう。*2

 

外部ストレージ

これはmicriSDのことです。

必要に応じてタブレット本体に自分で付け足します。

故障を避けるため頻繁に抜き差しせずに、容量にゆとりのあるものを挿しっぱなしにして運用するのが賢いと思います。

 

クラウドストレージ
これはインターネット上の保存スペースのことで単にクラウドとも呼ばれます。
データ保存専用の口座を開設するのだと考えてください。クラウドを利用するには、はじめにアカウント名と本人確認のためのパスワードの登録が必ず必要になります。

クラウドに保存したデータは法的に問題がないか業者によって検閲、管理されます。

色んな場所のATMから自分の口座を参照できるのと同様、クラウドに保存したデータはインターネットに繋がる別の端末から利用することもできます。この時もアカウントとパスワードを入力する必要があります*3

 

通信データ量

これは端末の性能とは関係がない数字です。

モバイル契約したスマホタブレットがオンライン通信でやり取りしたデータの総量でひと月に幾らまで支障なく使えるかを契約時に選択する決まりになっています。

Androidでは「設定」にある「データ通信」もしくは「データ通信量」の項目で通信量を確認できます。なお、機種によっては「無線とネットワーク」の「その他」に「データ通信」があります。

 

動画と通信量

     データ通信量は利用スタイルによって大きく変わり,メールやラインやウェブページの閲覧がメインであれば,月に3GBもあれば9割の方が大丈夫だと言われています。

     ところが,動画視聴となると多量のデータを通信するので要注意です。HD画質(720p)の動画はおよそ1時間で1GBほどのデータを通信する可能性があります。3GBの契約であれば一日あたりわずか7分です。

 

     データ容量をオーバーしても使えなくなるわけではありませんが,少し長めの動画を見ただけで,使い過ぎと判断され通信速度制限がかけられてしまいます。


     ですから,毎月月末を迎える前に,通信制限がかかってしまうという方は,根本的に使い方を考え直してください

 

     特に初心者の方にお伝えしたいのですが,宣教奉仕などで用いる短いビデオクリップは毎回ストリーミング再生するのではなく,端末にダウンロードして保存したものを再生するようにしましょう。

     可能な方は,Wi-Fiスポットに自分でつなげられるように努力してください。Wi-Fiはモバイル通信よりも通信速度も早く,通信量による通信制限を気にせずにすみます。

     家庭の事情で自宅にWi-Fi環境がない方は,ご友人や街中のWi-Fiを利用して動画をダウンロードできないか検討してみましょう。

     これらのことを心がけるだけで,ご自身にとっても協会にとっても,月々の通信データ量に相当余裕が出るため,余計なお金を払わずに済みます。

 

タブレットの用法

     派遣先や確定申告の際に観察して感じたのですが,公的機関や一般の企業では,電子的にデータ管理をしながら紙の書類を並行して運用しているところがあります。そんなことをしていたら,かえってタスクが増え,コストは掛かり,生産性は下がります。なぜ旧態依然のやり方から脱却できないかはいろんな分析ができるでしょう。

 

     私たちはどうでしょうか。例えばタブレットに「ものみの塔索引」「日ごとに聖書を調べる」や「エホバの証人の年鑑」がダウンロードしてあるのにもかかわらず,書棚の書物の続きをつなぐためだけに,製本された印刷版の書籍も引き続き依頼し続けてはいないでしょうか。「集会ワークブック」や「大会のプログラム」は印刷版と電子版の両方が必要でしょうか。

     

     タブレットを活用してペーパーレス化に取り組めば取り組むほど、組織の印刷・発送コスト節削減に協力していることになります。そうするなら私達の組織は世界中から寄せられた資金を地球規模の聖書教育活動のためにさらに効率よく用いることができるに違いありません。

 

高い買い物

      他の人が自分のお金を使って買う買い物にアドバイスをする人はもう少し,その人の身になってアドバイスをしてあげてほしいなあ,時々感じることがあります。

     もしかしたら何かのインセンティブを貰っている方なのかもしれませんがタブレットiPadセルラーモデルしか選択肢がないかのような紹介の仕方をする人を見かけるのは遺憾に思っています。

     一応このブログではAndroidユーザーのJW向けに,アプリの使いこなし方なども紹介してもいますが,積極的にこうしたアプリを使おうとはせずに紙媒体を中心としたスタイルのままでいることを好む人もまだまだいます。集会や宣教ではこれまでのスタイルのままでいたがる人にデジタライズな使い方を強制することはできません。

     さて,ツールというものは用法,つまり使い途を決めてから買うのであり,毎日のように使うのにそうそう買い換えることのできないものはなおのことそう言える,と私は考えています。*4

     実際に,タブレットを購入してもメールやラインなどは全くせず,ウェブブラウジングやオンラインライブラリでの検索を中心とした使い方で満足している方がいます。こうした人はKindle Fireタブレットでも十分だと思います。文書作成が多く,Windowsの2in1スタイルが新しく覚え直すことがもっとも少なくて済む人もいると思います。

     高級機が買えるのならそれに越したことはありません。宗教的とも言えるほどの熱心なiPad,あるいはAndroid愛好者は自分の言いなりになるよう他の人の購入選択肢をいたずらに狭めるべきではないと思います。

   

 

*1:紛らわしいことにこれらの用語すべてにGB(ギガバイト)という共通の単位が用いられます。ちなみに一枚のCD-Rに保存可能なデータ量はおよそ0.7GBです。

*2:ストレージ容量が32GBとあっても32GBまるまるを自由に使うことはできません。端末を動作させるAndroidOS本体が出荷時点ですでに書き込まれているため,ユーザーはその余りの部分だけを使えます。これは4人乗りの車で運転手が一人分のスペースを占有するのと同じ理屈です

*3:

クラウドの利点

 クラウドを利用すると,共同作業やデータの引っ越しが簡単になります。そのデータを閲覧することが許可された人全員が,好きな場所から同じデータを確認したり、クラウド上で再編集したり、手元の端末にダウンロードして保存しなおしたりできます。端末にデータを保存する必要もないので,紛失や盗難にあった場合,パスワードが突破されない限りデータは安全です。端末を買い替えてもアカウントを変更しなければ大変かんたんにデータの移行ができます。

*4:私はメインメールがたまたまGmailアカウントで,Googleドライブも利用していたためAndroidを選びました。Googleの提供する様々なサービスに興味があったからです。もし,そうでなければiPadを買っていたと思います。