JWとAndroid

Android端末を使いこなしたい兄弟姉妹たちのために操作説明や提案などを書いています。

JWLanguage(Android版を)を使いこなす 第15回 「宣教の技術」のフレーズについて その3

     さて、紹介の言葉が終わり、聖句を紹介して論じ、さらに時間が許すなら次は視覚的な説明に移ることになります。

     特定の論題に十分な関心があることが会話を通して確認された場合、JWはその論題についてのひとまとまりの情報をまとめたものを提供することにやぶさかではありません。*1

     今回は電子的なものであれ、紙媒体であれ、私達の出版物やコンテンツに注意を引きたい場合に用いるフレーズをJW Languageアプリから考えていきましょう。

 

文書を用いる

              注意すべき点として、この時点ではまだ、「配布」することに決めたわけではありません。文書を「用い」てさらに幾らか会話を続けることに主眼を置いたフレーズが集められています。

     証言がハイテンポで行われる区域では、この段階は証言のはじめに来ることも多いです。それで、提供するにせよしないことにするにせよ、直截的にトピックに入ることができるフレーズが必要な場面を想定したコレクションを作ることになります。

     よく似たタイトルのタイルがありますから、アプリ内では下の写真を探して見てください。

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考えられるコレクションは次のようなものになると思います。

 

書籍や冊子や雑誌やパンフレットを紹介するときの一言

文書の特定の章や記事を紹介するときの一言

ものみの塔・目ざめよ両誌の特集記事を紹介するときの一言

文書内のどの記事に関心があるかを聞きたいとき

公式ウェブサイトを紹介したいとき

証言のはじめに出版物を見せながら行う質問

 

電子機器を用いる

     ここでいう電子機器とは、スマートフォンタブレットなどの宣教で用いるモバイル機器を想定していますが、家の戸口以外で、相手が所有している電子機器を相手ご自身に操作してもらいながら証言するスタイルを採用することもあるようです。

     同じOS同士であれば教え合うこともできるかもしれません。

     でもAndroidはバージョンやメーカーの違いによって操作や表示が異なり、自分の使いやすいようにカスタマイズしていする方も多いので、普通は操作に慣れている人(大抵は持ち主)主な操作をすることになるでしょうか。

 

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青色がiOS、緑色がAndroidがメジャーな国

    上の地図を見るまでもなく、日本ではiPadiPhone過半数を超えているので、私達日本人のAndroidユーザーはiOSについても簡単な操作程度はできたほうがよいでしょう。他の国への移転を考えておられる方はその土地の事情などから日本との違いが色々わかってくると思います。

     では、具体的にどんなコレクションを作成できるかを考えていきましょう。

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こうした機会に話すためには役立ちそうな次のようなコレクションが作れそうです。

 

公式ウェブサイトについて紹介したいとき

相手が自分でアクセスできるかどうかを訊ねたいとき

JW.orgにアクセスする方法の説明の仕方

サイト内での基本的な操作説明の仕方

公式アプリについて紹介したいとき

ビデオコンテンツを見てもらいたいとき

相手に自分でコンテンツやアプリをダウンロードを促したいとき

 

    今回はここまでです。次回の訪問で会えないことが多く、一期一会ということも増えていますから、電子機器を用いるフレーズは他の証言の一部に織り交ぜることも意識していきたいところです。

    そうすれば、もう私達と直に会う機会が来ないとしても、その人が行動を起こしたくなった時、手元の端末から私達の組織とコンタクトをとるための術(すべ)を残すことができます。

    次回は、証言を終えてそこから立ち去る時に用いるフレーズから考えていきたいと思っています。

    それでは、良い一週間を!!

 

 

 

 

*1:宣教奉仕で用いる紙媒体を王国会館で一度に何冊程度受け取るか、また区域の方に手渡す場合にどんな識別力を働かせるべきかについては過去の王国宣教でも扱われてきました。例えば、宣 05/12 8ページ 3節 「無駄にしない」や 集ワ17 2月号 4ページ「聖書文書を賢く使う」などを時々考慮できると思います。

JWLanguage(Android版を)を使いこなす 第14回 「宣教の技術」のフレーズについて その2

     引き続き「宣教の技術」セクションを見ていきましょう。手元の端末でも確認しても良いと思います。

     例によってこのブログでは、アプリに収録されているフレーズをそのまま転載することはしません。その代わり、どんなコレクションが作成できそうか、区域に合わせてどんなカスタマイズができるかというヒントを書いていきます。

 

聖書を使う

     前回の質問でトピックを絞り込めたら、今度は紹介する聖句も決まってきます。用いる聖句によって説明、例証や適用のフレーズもある程度決まってきます。

     ところが、それ以外に求められる言葉もあります。

     「聖書を使う」のボックスでは実際に相手の注意を聖書に引くために必要なフレーズが集められています。言い回しの種類としては次のようになります。

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聖句に注意を引くためのフレーズ

聖句を読んだ後のコメントと合わせて用いるフレーズ

相手が聖句の要点を理解したか確認するフレーズ

紹介の言葉の中で聖書を見せる前に用いる質問

      これらのフレーズを特定のテーマのコレクションに組み込んだり、毎回の証言で意識的に使うようにすることで会話のスタイルが相当変わります。

     いろいろなバリエーションを覚えるとワンパターンにならずに済みます。

 

特定の話題についての質問

      このボックスは非常に情報量が多いです。証言例は基本的に英語版の王国宣教からとられており、日本語版にも収録されているものはそちらの号の発行月とページを合わせて紹介しておきます。

     JW Languageアプリは、外国語を習得するためのアプリですが、このボックスのフレーズは日本語パートだけを閲覧しても興味深いと思います。

      私も言語の勉強に疲れた時や奉仕の気分転換などにこの部分の日本語パートを読み返すことがあります。

     今後JW Libraryの宣教ツールボックスがどんどん拡充されていきますが、リリースされたテーマに近いものは要チェックですね。

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聖書について

実用性(宣 10/3 4ページ) →ローマ15:4(教えの本の2章に繋げられる)

ガイドブックとして有効(宣 06/1 4ページ)→テモテ第二 3:16,17(聖書の教え23ページの12節や122,123ページのリストと写真から自分のためにもなる生き方を勧めていることを示せる。

科学的な正確さ(宣 13/12 6ページ)→ヨブ 26:7かイザヤ 40:22(聖書の教え教えの本の2章8節で再訪問の約束をする)

 

神について

人間を気遣っているか詩篇 34:18(聖書の教え1章の関係する節へ。人格神の概念がある方であれば、エホバの特質[神聖さ(10節),公正さと同情心(11節),愛(13節),力(16節),憐れみ,慈しみ,進んで許す態度,辛抱強さ,忠節さ(19節)などのいずれかも話し合える]

すべてを創られた創造者がいるかヘブライ 3:4(宣 09/11 8ページ)→若知の冊子の質問9から会話できる

神には名前があるか→聖書の教え1章14,15節や12ページの写真とキャプションから討議できる

神はどんな祈りでも聞くか→マタイ6:7またはヨハネ第一5:15,15(良い知らせ12課の1や聖書の教え17章5節以降など)

単なる人間が神と友情を築けるのか使徒17:26,27(宣 06/1 6ページ)→「聖書の教え」1章に注意を引く

人格神への信仰が希薄な国や地域でこれらの質問について話し合うには(宣 03/1 6ページ 17–23節「「満足のいく生活」のブロシュアーによる聖書研究」の提案も役立てることができる)

地上の人間が天におられる神を知ることなどできるのかヨハネ17:3(宣 06/10 8ページ)

 

よくまとめられた最近の記事 がJW.orgにありました。

また神に関する様々な質問についてはJW.orgのこちらにまとめられています。コンテンツ表示言語を切り替えてどんな説明になっているかを見てみてもよいでしょう。

 

エスについての質問

エスについて本当のことを知ることの重要さヨハネ17:3(宣12/3 4ページ)

もしイエスにもう一度奇跡を行っていただけるとしたら詩篇72:12-14,16(宣(英語版)99/7 4ページ)

 

エスに関する質問については、JW.orgのこちらにまとめられています。

 

世界や社会で起きている問題についての質問

世の中をよくするための人間の努力がうまくいかないのはなぜか→エレミヤ10:23(宣 12/6 4ページ)

冷静に会話できる方であれば「聖書から論じる」278ページの解説がわかりやすい。

世の中に悪がはびこっても良いことを行い続けるべき理由箴言2:21,22(宣 06/11 8ページ)

居住可能な惑星としての地球の将来を危惧している人に→啓示11:18または詩篇37:29(宣 10/7 4ページ)

犯罪・暴力・戦争がなくなる詩篇37:11またはイザヤ14:7(宣 04/9 4ページ)

戦争はなくなり平和が行き渡る詩篇46:9(宣 06/1 5ページ→「聖書の教え」の35ページの挿絵を見せ,34‐36ページの17‐21節から会話できる。

治安を悪化させる者たちを神は地上から取り除く箴言2:21,22(宣 05/1 4ページ)

住宅問題は解決される→イザヤ65:21,22(宣 05/9 8ページ)

神の王国は貧困を終わらせる詩篇9:18(宣 11/5 8ページ)

もし力があったら何を改善したいか→啓示21:4(宣 06/1 6ページ)→「聖書の教え」3章に注意を引く

あらゆる病気がなくなる時→イザヤ33:24(宣 11/5 6–7ページ)

 

病気や健康についての質問

科学は病気を根絶できるか。できないとしたらそれはどうしてか詩篇146:3-5(宣 02/11 8ページ)

ポジティブな考え方と健康との関係箴言17:22(宣 07/9 4ページ)

 不公正や不平等についての質問

公正な社会が実現するという聖書の約束詩篇72:11-14(宣 12/4 8ページ)

社会に見られる差別や偏見に対して使徒10:34,35(宣 99/9 8ページ)

貧富の格差が解決されるには→マタイ 6:9,10(宣 05/10 8ページ) 

終わりの日についての質問

人間の抱える問題が悪化の一途を辿っている原因→啓示12:9(宣 06/1 6ページ)→「聖書の教え」10章に注意を引く

終わりの日の特徴に関して意見を求める→テモテ第二]3:1-4(宣 06/1 6ページ)→「聖書の教え」9章に注意を引く 

政府についての質問

一つの可能性としての世界政府→ダニエル2:44 宣(英語版)04/7 4ページ

世界政府についての聖書の予告→ダニエル2:44またはマタイ6:9,10 宣(英語版)02/1 3ページ 

家族生活についての質問

信頼できる実際的なアドバイスはどこに詩篇32:8(宣 09/9 4ページ)

家族生活についての聖書のアドバイス→エフェソス4:31,5:33,ヨハネ13:34のいずれか(宣 06/1 6ページ)「聖書の教え」14章に注意を引く。

子育てに関する聖書の実際的なアドバイス詩篇32:8(宣 06/10 8ページ)

子どもたちにとって一番必要なもの箴言22:6(宣 03/12 8ページ)

夫婦に対するアドバイス→エフェソス4:32;5:22,25(宣 08/1 8ページ)

 将来や運命についての質問

将来物事は良くなるか→啓示21:3,4(宣 08/4 8ページ)

明るい見通しがある→イザヤ65:17(宣 08/9 4ページ)

先のことを思い煩わない→マタイ6:34(宣 07/10 8ページ)

現在の出来事と将来の見通し→テモテ第二3:1,2,5または箴言2:21,22(宣 99/9 8ページ 4節)

将来は運命によって定められていない申命記30:19(宣 09/2 4ページ)

将来は自分の選択によって決まる申命記30:19(宣 05/1 8ページ)

 苦しみについての質問

神はなぜ苦しむ人のために行動しないのか→イザヤ65:17(宣(英語版)03/09 8ページ)

神はいつか行動するのか→啓示21:3,4 (宣 05/1 3ページ)「創造者」の本10章に注意を引ける

苦しみの責任は神にあるのかヤコブ1:13またはヨハネ第一4:8(宣 06/11 8ページ)

世の中は悪い事をした者勝ちなのか→ヨブ21:7(宣 06/1 6ページ)「聖書の教え」11章へ

 生活上の問題に対処することについての質問

働きすぎ→伝道4:6(宣 09/12 4ページ)

ストレスに対処するための助け→ローマ15:4または詩篇119:105(宣 05/1 5ページ)

ストレスが多い理由→テモテ第二 3:1(宣 10/5 8ページ)

金銭のやりくりと気持ちのコントロール→マタイ6:34(宣 10/6 4ページ)

実際的な導きの情報源は何か箴言2:6,7や詩篇119:105やテモテ第二3:16(宣(英語版)01/12 1ページ4節)

重要な決定をする時のアドバイスをどこに求めるか箴言3:5,6(宣(英語版) 08/9 4ページ)

 幸福や成功についての質問

どうすれば人としての成功できるか詩篇1:1-3(宣 08/10 8ページ)

心のスキマを感じる人が求めているもの→マタイ5:3(宣 05/6 8ページ)

霊的な必要を満たすことは幸福への鍵→マタイ5:3(宣 10/8 8ページ)

お金と幸福感→伝道の書5:10(宣 04/10 8ページ)

裕福さは成功を意味するか→テモテ第一6:9,10(宣 06/12 8ページ)

人生に役立つ教育とは→ローマ12:2または箴言9:10,11(宣 05/10 8ページ)

 人間関係についての質問

良い友達の条件箴言17:17(宣 09/3 4ページ)

不和が生じたときのアドバイス→ローマ12:17,18(宣 05/2 8ページ)

黄金律を紹介する→マタイ7:12(宣 11/5 6ページ 2節)

周囲の圧力に負けないためには箴言29:25(宣(英語版)09/3 4ページ)

 死についての質問

愛する人を亡くした時詩篇55:22(宣 08/6 4ページ)

死者から祟られることはあるのか→伝道の書9:5,6(宣 09/6 4ページ)

善人はみな天国へ行くというわけではない詩篇37:11,29(宣(英語版)09/8 8ページ)

亡くなった方に再会できるかヨハネ5:28,29(宣 06/1 6ページ)「聖書の教え」7章へ

 宗教についての質問

すべての宗教は神に受け入れられるか→(マタイ15:8,9)(宣 09/1 4ページ) 「論じる」205ページの資料も活用できる

どの宗教も行き着くところは同じなのかヨシュア24:15またはマタイ7:13,14(宣 09/6 4ページ)

現代人が宗教に何を期待するかについての予告→テモテ第二4:3,4(宣 06/8 4ページ)

クリスチャンだと自称する人はみな真のクリスチャンかヨハネ13:34,35(宣 12/2 4ページ)

 像を用いた崇拝行為を神は受け入れるかヨハネ4:24(宣(英語版)02/6 4ページ)

 

おわりに

     個人研究も兼ねて今回の記事を編集していて感じたのは、自らの信条について聖書的な裏付けをきちんと行うことはとても大切だということでした。自分自身が聖書レッスンに応じた頃のことを思い出しました。

     今はJW.orgにテーマ別に質問と答えがまとめられているので大変助かりますね。

JWLanguage(Android版を)を使いこなす 第13回 「宣教の技術」のフレーズについて その1

     前回に引き続き、単語・フレーズカテゴリの使い方について考えていきたいと思います。

      JW Languageアプリ内の単語・フレーズカテゴリの最初には宣教の技術に関する様々な言い回しが集められています。

     近年、野外宣教において私達が主要な努力を向けるべき対象は、聖書の正確な知識に答え応じる人たちであることが強調され、先日の年次総会でその点が再確認されました。

     今後も、私達と同時代に生きる全世界の多くの人たちは、機会が幾度も与えられながらも神の言葉に信仰を置かなかったという事実を記録として積み上げていくと思われます。-ローマ10:13-18*1

     私たちは今後の残り時間内に、ふさわしい人を一人でも多く探し出して、信仰を持つに至るに十分な情報と援助を与えることを目標にしたいと思います。

 

     そのようなわけで、異なる言語でも証言できるように努力することは、大いに価値があり、喜びを保つ助けになります。証言の対象を増やすことができますし、真理について証しすることができるなら私たちは活力を得られます。

宣教の技術

 

     かなりの情報量のため幾つかのパートに分割せざるを得ませんでした。これから紹介していく順はアプリ内の順番に準じています。まずは紹介の言葉を構成するいくつかのボックスを見て、そこからどんなコレクションが作成できるかを考えてみましょう。

 挨拶・自己紹介

一覧から下の写真を探してください。挨拶と自己紹介の言い回しを収めたボックスはこちらのものです。

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このボックス内のフレーズからは次のようなタイトルのコレクションを作成することができると思います。

挨拶のフレーズ

自己紹介のフレーズ

相手に自己紹介をお願いするフレーズ

言語

言語のボックスです。宣教以外の場面でも使えてしまうフレーズが結構あります。

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次のようなタイトルのコレクションが作れそうですね。コレクション名はもっとわかりやすいものにもできると思います。

外国語話者だと分かった後に用いるフレーズ

言語の違いに起因する問題に対処するフレーズ

挨拶のあと

「挨拶のあと」のボックス内のフレーズは、慣れてくると「挨拶・自己紹介」のコレクションから連続して用いることが増えてゆきます。

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コレクションとしては次のようなタイトルのものが考えられます。

自己紹介や自分に関する説明

応対者に対するお願いや伝言

すぐに引き上げざるを得ないときのフレーズ

話題を提供する

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コレクションとしては次のようなタイトルのものが考えられます。これらのフレーズが自由に言えるようになると外国語で奉仕しているという実感がしてきます。

訪問した目的を述べるフレーズ

話題の導入に使えるフレーズ

質問する

質問がない会話などありえません。一方的な証言は後が続かなくなります。相手に答えさせることは、お互いの緊張をほぐし、今後の再訪問を行いやすくします。(「宣教学校」44課のなぜ重要かの囲みを参照)

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非常にバラエティに富むコレクションが作成できそうです。質問によってはこちらの語学力では対応できないレベルの答えも返ってきますので、調査と再訪問が必須になります。質問することでこれからも訪問を続けるべき人であるかどうかある程度見当がつくこともあります。

見解を知るための質問

何かを仮定して意見を求める質問

特定の話題について考えたことがあるかどうか訊ねる質問

特定の事実についての知識の有無を確認する質問

何らかの疑問や懸念を感じたことがあるかどうか訊ねる質問

会話のテンポを整えるための質問

 

     今回はここまでです。以前に紹介した機能を使って実際に口に出して話す練習をすることが不可欠です。すべてを覚えようとすることよりも、区域で用いることが多いフレーズから初めて、現実的な目標を設定しましょう。

 
国外への移転を考えておられる兄弟姉妹たちに

     現地で語学教育機関に入校する方もいますが、移転後は(特に兄弟たちは)勉強する時間が満足にとれなくなることがあります。そして基本的に、集会での注解にせよ、奉仕にせよ、すでに頭に叩き込んである単語・フレーズが土台になります。

     奉仕は日本以上に楽しめますので、野外奉仕でお会いできた方と言葉が通じないというのはいろいろな意味でフラストレーションになります。喋れる奉仕者と自分を比較してしまったりすることもあります。野外奉仕での劣等感が生じると、何のためにその国へ移動したのかという最初の動機がゆらいでしまいかねません。

     以上の事から、国外への移転を考えておられる兄弟姉妹たちは、少なくとも霊的活動に関係する会話フレーズが流暢に言えるようになってから移動を本格的に検討したほうが、あとが続くのではないかというのが国外の群れや会衆でいろいろな人を見てきた私の率直な意見です。

 

    自然なことですが、霊的なことに熱心な(あるいはそのような印象を受ける)人をより援助したい、賜物を分け合いたいという感情が現地の色んな場所で働きます。地元の人のような喋り方や訛を真似することは無理だとしても、その国の言語をできるだけ用いて話すことが会衆内外で愛される奉仕者になる秘訣だと思います。

(塔06/ 3/15「外国語会衆で奉仕する」の提案も役に立ちます)。

   

     さて、次回は、主要な道具である聖書を用いるために必要なボックスの解説になります。しばらくはこのシリーズが続きそうですね。では次回をお楽しみに。

 

*1:

自由に伴う責任

     自分の思想信条について他の人に語り、自分が望まない思想信条を受け入れない自由はすべての人に公平に与えられるべき貴重な権利です。それらの権利の行使は当人の意思と責任において行われるものです。

     正確な情報を得られたはずの機会を、自らの意志で退けたのであれば、それによって知識が更新されなかったり、不利益が生じたり、恩恵の獲得に与れないとしても「自分に必要な情報を提供しなかった」として提供者側を咎めることはできません。

     理性的に熟慮した決定であれ、思い込みや偏見ゆえにはねつけたものであれ、聞かない・受け入れないという選択にはそのような責任が発生します。

JWLanguage(Android版を)を使いこなす 第12回 「単語・フレーズ」カテゴリについて

     ずいぶん期間が空いてしまいました(^_^;)。三連休いかがお過ごしでしょうか。ようやく少しの自由時間を確保できたので、再び「JWLanguageを使いこなす」シリーズの連載を再開したいと思います。

   「JW.org」の日本語読みが世間一般の発音と同じになるように調整されましたが、JW Languageアプリについてはそのような変更はないでしょう。*1

   それでも英語の発音と日本語発音はかなり違いますので、もし英語を媒介語とする交流の機会でこのアプリに言及する機会があったなら、「ジェイ・ダボユー・ラングウィッヂ(アッブ)」と言えば相手には一発で通じるはずです。*2

 

もっと評価されるべきアプリ

       本アプリは、母語以外の言語で様々な霊的活動に携わるJWのための学習アプリとして開発されました。

     野外宣教、王国会館などでの会話や、聖書レッスンや集会の司会などの場面で必要になる一般の辞書や参考書ではまず収録されていないセンテンスやスキットが収録されているのも本アプリの特徴です。

    JW.orgやJW.Libraryよりも対応言語数は限られており、話者数の多い言語が優先的に対応するようです。日本支部が担当する4つの国(日本・ネパール・バングラデシュ・モンゴル)の主要言語のうちネパール語モンゴル語は未対応です。

    それでも、書店や図書館であまり取扱がない言語を学習したいJWにとって渡りに船のような役割を果たしていることは間違いありません。そして、幼年期の子どもたちが楽しみながら勉強することができるような機能もあります。

    このアプリを使い続ける多くのJWは、準備段階でこのアプリを用いて練習を繰り返すことがもっとも効果的であることに気づいてきました。

    自分の伝えたい表現を検索して話し相手に見せたり、聞かせたりするという使い方もできなくはありませんが、どちらかといえば奉仕者本人がこのアプリで学習や準備を行ったのちに、自ら外国語を話すことを主眼としたアプリのようです。

 

単語・フレーズカテゴリについて

    

      この連載の過去の記事では、特定の場面に必要な単語・フレーズをピックアップして自分なりのコレクションを作成して練習するやり方について解説しました。

   それらの単語やフレーズは、単語・フレーズカテゴリで、場面や用途に応じたものがまとめられています。

   単語・フレーズカテゴリは、サイドメニューに含まれています。

   サイドメニューはアプリを起動後のホーム画面で、画面左端から右へスワイプするか、画面左上隅のメニューボタンをタップすると見つかります。コレクションカテゴリの真下にあります。

 

  このカテゴリには現在4つのタグが設定されています。これらのタグはユーザーが編集を加えたり・追加・削除はできません。

  現時点(2018年冬)で用意されているタグは、「宣教の技術」「教える技術」「聖書の教え」「パンフレット」です。

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     タグの下には、場面別の単語やフレーズがまとまったボックスが横一列に並べられています。左右にスワイプすればこの画面のまますべてのボックスを確認したり、開いたりすることができます。

また、それぞれのタグをタップすると、そのタグに関係するボックスだけが次のようにグリッド表示されます。

宣教の技術

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教える技術

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聖書の教え

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パンフレット

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      これらのボックスを調べながら、コレクションを作っていきましょう。

   次回の記事では、1つ目の「宣教の技術」タグからどんなコレクションを作り出せるかを考えてみたいと思います。

   では、お楽しみに。

 

*1:「ボディーランゲージ」などの広く用いられる外来語などでこの読み方が定着しているため、これまで通り「ジェイ・ダブリュー・ランゲージ」と読まれ続けるものと思われます。

*2:"Language"の英語発音については英単語 language 発音と読み方 - YouTube

で紹介されています。

JWのビデオコンテンツを字幕付きで再生する

        再生時間の長い動画コンテンツ、例えば、マンスリープログラムや年次総会などで字幕があると集中力の維持ができたり、内容によりついていくことができるかもしれません。

    字幕表示はストリーミング再生でももちろん有効です

        そして、表示オンの設定を保存した状態で端末にダウンロードしたビデオはオフラインで字幕を表示しながら視聴することができます

 

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    ↑すこし見づらい写真になってしまい申し訳ありません。

JW Broadcastingにアクセスした時、ウェブサイトの設定でビデオの字幕をオンにできます。

 

字幕をオンの有効性について

 

    さて、字幕付き動画を再生する必要があるというのはどういうシチュエーションなのでしょうか。

        まず考えられるのは、イヤホンを使えず、音を出すのもはばかられるという環境です。動画を見つつも周辺の音も同時に聞いておきたい場所、となると通勤通学の電車の中などを思いつきます。

    字幕を表示すれば、イヤホンを装着しなくても内容についていけますし、アナウンスや環境音も直接耳に入りますので、降りるべき駅で降車できるでしょう。

    小さな画面で音量ゼロで見ているだけならば、誰にも迷惑はかかりません。そして、この方法でビデオを見ていますと周囲の人もそのシーケンス(一区切りの場面)の内容が理解できます。

    もしかしたら肩越しに見ている方が使徒13:48にある「永遠の命のために正しく整えられ(ている)」人であるかもしれません。

 

話している内容が目で確認できる

    当たり前のことですか、字幕は音声がそのまま文字で画面に表示されます。

    同時に目と耳の2つの感覚器官を使うのは注意散漫になるとも思えますが、字幕無しで視聴していたとしても、一瞬集中力が途絶えて内容の一部を聴き逃してしまうことは往々にしてあります。

   視聴している私達の思考がコンテンツの進行から遅れた場合、動画の再生を一時停止して考えたり、少し前にシークしてもう一度聞いてみたくなります。

 

字幕がない場合次のような不便さが考えられます

 ①再生を停止しても、静止画が表示されているだけで、音声情報は確認できない。

 ②シークして前の部分に戻りたい時、どこまで戻すべきかの見当がつけづらい。

 

   字幕が表示されていれば、一定のまとまりのある文章が表示されているので、ちょっと考えてみたい場所で停止して話し手が言ったことをよく考えることができます。また、早戻しする時に、字幕を頼りにもう一度聞き直したいシーンを目で追いながら探すことができます。

   集中の集会で、ビデオの内容から討議する場合、音声を出すことなく、論題と関係した場面を見つけるのもかなり容易になると思います。

 

   年次総会で発表された宣教奉仕に対する調整も、なんども繰り返し視聴して深く考えたい内容でした。

   去年の地区大会のビデオコンテンツに関連した部分があったことに気がついたので、スマホタブレットの両方字幕を表示させて見返した所、すぐ見つけられました。

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たとえ私達のことを嫌悪してはいないとしても、貴重な出版物が活用されずゴミ箱行きにされてしまっているとしたら、それは資源と時間と努力のムダであり、実に残念なことです。


 

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「真珠」(マタイ13:45,46;7:6)のように貴重な王国の真理の価値を認識できる方を探して見つけたいですね。

 

おわりに

     宣教奉仕の調整については嬉しく思っています。今は、雑誌の配布数で自尊心を維持したり、誰かれ構わずに霊的出版物をばらまく時代ではありません。

     早くてあと2年で、一般向けの雑誌は出揃うことになりますから、単に「新しいものみの塔と目ざめよ!をお持ちいたしました。どうぞ」というスタイルでの雑誌経路再訪問は通用しなくなります。

     一般向けの両誌から、あらゆるタイプの人と会話するノウハウを蓄積していけることでワクワクしますね。-テモテ第一2:4

     宣教ツールボックスが充実したあと、そこに収録されたどの話題からも会話が成立しないのであれば、その人は心置きなく後回しにしようという決意が固まりました。

     

JW.orgの字幕付きビデオコンテンツをAndroid端末に保存する

     嬉しいことに、JWLibraryアプリが先日のマイナーアップデートで、中サイズの画面サイズのAndroid端末(8.4インチ)であっても、縦持ちで1画面上にリーディングペインとスタディペインが両方とも表示されるようになりました。(現在のバージョンは10.2.20266)

   手元にあまりAndroid端末が残っていないのでなんともいえませんが、2ペイン表示をするには、やはりそれなりの解像度が必要なのではないかと思います。

   さすがにスマホサイズになると、物理的な画面サイズによる制限がかるようで、端末の設定から表示フォントサイズを最小にしたとても、アプリでは2ペイン一画面表示にはなりません。

 8.4インチでも9.7インチと同じ表示になりました!

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上のスクリーンショットはファーウェイ製の

HUAWEI MediaPad M3 | タブレット | HUAWEI Japan

で撮影したものです。この端末は、同じクラスのタブレットのなかでも、なかなかきめ細かい液晶(横幅1600ドット)を搭載しているので、文字の粗さも窮屈さを感じません。液晶が高密度になると電池の消費も大きくなりますが、Android端末は大容量バッテリーを内蔵した機種が多いのであまり気にしなくて済むと思います。

     取り回しが良い8インチサイズタブレットは今後も色々なスペックや仕様の違う機種が出ると思いますが、今後買い換え・買い増しを考えておられる方は、メモリ(RAMのほうです)は3GB以上を目安に機種絞りを行いましょう。メモリ2GB未満のAndroidタブレットはタダでももらわないほうが良いと負います。

 

字幕付きビデオをAndroid端末に保存することについて

     では、本題に入ります。

  公式ウェブサイトでビデオを無料ダウンロードする時に、字幕が準備されている言語であれば、「字幕を表示」という項目が追加されます。

   チェックボックスをクリックしてチェックを入れてください。

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     個人的な好みの問題ですのでアレコレ言うのは自重しますが、英語音声で、日本語字幕とかできたらいいなぁ、と思うタイトルも無いわけではありません。

 

   さて、現在、ビデオコンテンツが集められているページは、テーマや、内容、主な対象となる視聴者別にビデオがまとめられるようになっています。訪問先でドタバタする場面で意外に助かるんです、これ。

 

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ダウンロード手順

  保存先をSDカードに保存することにこだわるのであれば、パソコンと優先で繋いでデータ移動するほうが簡単になります。ただし、Androidはバージョンによって操作方法がことなり、機種によってはそもそもSDカード内のデータをいじれないものもあるのであしからず。

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     SDカードで端末のストレージを追加できるAndroidのメリットを活かして、ダウンロードしたビデオは追加したmicroSDカードに保存するのがよいでしょう。追加ストレージに動画などの大きなデータを保存することにするだけで、容量逼迫によるやりくり(あれを消す、これを残す)などで頭を悩ませずに済みます。

   保存したい動画が限られていたり、十分な余裕があるのでAndroid端末の内部ストレージに保存できてしまう方であれは、次の説明はあまり必要ないかもしれません。

ケーブル経由での転送

     ただパソコンと線で繋いだだけでは、データ転送できません。開発者向けオプションを解放する必要があります。

開発者向けオプションを解放する

      端末の【設定】から、【端末情報】をタップして開きます。 【ビルド番号】を7回ぐらい連打するとこれでデベロッパーになりました!】 と表示が出ます。 これで【設定】アプリに【開発者向けオプション】が表示されるようになります。

      この画面で、USBデバッグをオンにしてください。

   言い換えれば、USBデバッグモードに変更してください。これでパソコン側からの操作でAndroid端末内の好きな場所にデータを移動することができます。

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    機種によっては、ケーブルをパソコンに繋いだときに、USBデバッグモードを解放するよう促す表示がされるものもあります。

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  あとは、パソコンのファイルマネージャーを開いて、

  保存した動画データを

  表示されているタブレットの好きな場所に移動するだけです。

 

  一応、データ伝送が終了したら、デバッグモードをOFFiして、元通りにしたほうが良いかと思います。

 

コラム 第二十回 【祝】ついに一般的な呼称で発音されるようになったJW.org

     今冬は記録に残る極寒のようですが、皆様お元気でしょうか。

     私の会衆は巡回監督の訪問の週に突入しました。目下、週末しか奉仕できない生活ですが、どうにか補助開拓奉仕の要求時間も達成できる目処が立ってホッとしています。

 

     さて、突然ですが「今後は日本語コンテンツでのJW.orgはおそらく世界標準の発音にシフトしていくだろう」というという巡回監督のコメントが「開拓者との集まり」の中であったと妻から聞きました。私個人としては数年来のモヤモヤがようやく解消されそうな嬉しい一言です。さてその根拠は・・・?

 

変化は公式ウェブサイトで生じていた

     早速確認してみたところ、日本語版ものみの塔(研究用)2018年4月号の朗読音声JW.orgが(ジェイダブリュードットオーグ)と確かに発音されています。

     そうなると従来の発音で収録されたコンテンツは徐々にアップデートで修正されていくのでしょうか。

    あと、この「読者からの質問」の記事の指摘通り、アウトなAndroidアプリやウェブサイトが随分あるようです。そりゃ公式コンテンツやロゴマークをそのまま丸パクリしていたらダメでしょう。。。私がブログのコメント機能をオフにしている理由もお分かりいただけるかと思います。

    本ブログも今後は特に、著作権を侵害しないよう十分に注意しながら更新していきたいと思っています。もちろん利用規約は熟読熟慮しています。

 

「オーグ」と「オーアールジー」―併存してきた2つの読み方

     フランスでは、Wi-Fi(ワイファイ)のことを「ウィーフィー」と読むことを最近知ったのですが、いずれにしても、「Wi-Fi」という語は、もともと何の意味もない文字列です。*1 

     語源が存在せず、しかも複数の読み方が生じる余地がある単語については各国・地域でメジャーになった読み方が標準化されれば良いと私は思います。

     ところが、「.org」は無意味な文字列ではありません。英語で「組織」を意味するOrganization(オーガニゼーション)の略称であり、非営利の組織によって用いられるドメインです。

     そのようなわけで、入手可能なIT用語辞典では「.org」は「ドットオーグ」あるいは「ドットオルグ」と英語由来の読み方が収録されているわけです。

     協会が、これまで「オーアールジー」と読ませることにした理由は私にはわかりません、今になってようやく「オーグ」というオーソドックスな発音に合わせることにした背景についてもやはり憶測になってしまいます。ですから、わたしが考えられることはグローバルな発音に合わせることで生じるメリットについてぐらいです。

 

「ジェイダブリュー ドットオーグ」に変わることのメリット

     

     外国語での奉仕では、発音を間違えたために音信の価値が損なわれるということがままあります。奉仕者ある単語の読み方を間違えたために感情を害する人もいました。

     みなさんもよくご存知のようにコンピュータ・IT関係のデジタル用語は知らないとまず読めないものが特に多いです。たとえば、AdobeIEEESCSIなどの正しい読み方を知った時、私は衝撃を受けました。*2

     これは仮定にすぎませんが、公式ウェブサイトを紹介する際に―俗な表現になりますが―いかにも素人くさい読み方をしたというだけの理由で、私達(と私達が紹介しようとしているメッセージ)が見くびられてしまうことがあるとしたら残念なことです。

     新しい読み方が定着したあとは「この宗教のメンバーはドメインの読み方も知らない」と思われてしまうことはなくなるでしょう。 

 

「言いやすさ」、そして「縮めにくさ」

    「言いやすさ」

    新旧2つの読み方をそれぞれ言い比べてみると、音節数がかなり減って発音しやすく感じます。ドットとオーグの2つの音節をリエゾン気味に発音できることもあって一種のまとまり感もあります。

    「縮めにくさ」

    「素でもべっぴん」→「スッピン」のようなセンスあふれる略され方をした語はそれなりの愛着を増し加えつつ一種の市民権を得てきました。では「ジェイダブリュードットオーアールジー」→「オーアールジー」という省略はどうなのでしょうか。

     おわかりのように、この独特の略称はorgという言葉が持つ意味についての理解の甘さが原因です。しかも国内の会衆で存外広まってしまいました。

    以前にも書いたように、この言い方は、会社員が社名を尋ねられたときに、「㈱です。」と答えるのと同じくらい情報が足りない略し方です。JWというコミュニティ内では愛用され、通用するかもしれませんが、客観的に見るなら大変滑稽な言い回しなのです。

 

 まとめ


        正式な読み方を知っていながらも、会衆内の大多数の聴衆にとって馴染み深い読み方であえて発音するようにしておられた兄弟姉妹もおられると思います。日本語版公式サイトが、一般的な発音に合わせてくださったので、これからは朗読や話や実演プログラムの中でも堂々とジェイダブリュードットオーグ」と言えると思います。

 

     最後に余談になりますが、うちの会衆では記念写真撮影のときに

撮影者「はい、撮りますよ~、ジェイダブリューオーアール…」

被撮影者「ジーーーー」(パシャ)

…というガラパゴスな掛け合いがなされております。

ご本人たちは楽しんでおられるので咎めるつもりは毛頭ないんですけれども、とにかく恥ずかしい。。。。 一体どこから始まったんでしょうね。これ(-_-;)

 

      もし「ジェイダブリュードットオーグ」→「オーグ」と略す人が現れたらどうしましょう。

 少なくとも写真撮影には使えませんね。

「撮りますよ~。はい、オーグ」なんてやったら、変顔のオンパレード確定です。

 

*1:「Wireless Fidelity」の略だとするのは後付のようです。

*2:正解は「アドビ」「アイトリプルイー」「スカジー」です。