JWLanguage(Android版)を使いこなす 第9回 「聞く」のレッスン
読んで字のごとく「聞く」のレッスンはヒアリング学習です。
知らない単語はそもそも聞き取れません。たとえ字幕を表示させながら聞いたとしても理解できません。また、単語帳などでたくさん単語を覚えていても、間違った発音で覚えたものは聞き取ることができません。
その理由は、目や耳から入った情報と意味とを結びつけることができないからです。
たとえば、和製英語の発音しか耳にしたことがなければ、カプセル、マクドナルド、バニラという固有名詞を英語ネイティブが発音したときに、聞き取れないかもしれません。*1
また、中国語、ベトナム語、タイ語などの声調言語の場合、イントネーションが違うと意味も異なってくるので発音の勉強は特に重要です。*2これらの言語については発音の集中的な練習にワンシーズン費やしても良いと考えています。
「聞く」のレッスンを開始する
学習の始め方は、他のレッスンと同様です。コレクションを開いたら、緑地に白い文字で「レッスンを始める」と書かれた部分をタップして開始します。それから、画面下半分の「聞く」というレッスンをタップして選択します。
「聞く」のレッスンの特徴
まず、音声が再生されます。ですから、音声がよく聞き取れる学習環境が求められます。イヤホンを使っても良いと思います。
フレーズの選択肢には、コレクションには含めなかったものも含まれます。選択肢はすべて母国語ですから意味の分からないフレーズというものは無いはずですから、これは解答者を迷わせるためのしかけではないかと思われます。
おそらく、このレッスンの目指すところは、聴いた言葉の意味するところをどれだけ正確な(あるいは速く)意味に結びつけられるか、にあるのではないかと私は思います。
単なる聞き流しとは違うレッスン
見るのレッスンを紹介した時に、脚注でポツリとつぶやきましたが、俗にいう「聞き流すだけのトレーニング」は、本当の意味でのリスニング力はつきません。
なぜなら、そのフレーズ、そしてフレーズに含まれている単語の意味を理解せずにただ聞き流している場合があるからです。
好都合にも相手が全く同じフレーズで話してくれれば、聞き慣れたフレーズと同じことを言っていると気がつくかもしれません。ところが、少しイレギュラーな表現をされてしまうとたちまちわからなくなります。
私は外国語の群れに在籍していた時に奉仕でその現象を利用していました。
当時は、とある有名な観光地で街路証言を定期的に行なっていました。しかしそこは日本語会衆も自分たちの街路証言の区域として用いているエリアでもあったのです。
ですから、努力が重複しないよう、私達の群れは同じ言語グループの外国人旅行者にターゲットを限定して会話を始める必要がありました。
しかし、失礼ながら外国人のような容貌の日本人旅行者もよくいます。
アジア人同士ですから、見間違えてしまうことは仕方がないのですが、とにかくこちらから話しかけなれば始まりません。それで個人的に第一声は日本語で次のように語りかけるようにしていました。(今は別の方法で見分けています。)
「あのう、すみません、地元の方でしょうか」
この言葉に対する反応の仕方で証言を調整していました。
反応1「ええ、そうですが、何か?」
→ ああ、運悪く(笑)その方は日本語ネイティブでした。この場合、適当な質問をしたりして自然な形でその場を立ち去ることになります。
反応2「いいえ、違います。私は○○人です。」
→日本語を心得た外国人。日本語能力が要求される環境におられるのかもしれない。日本語での証言も受けているかもしれないため、証言に移ると反応が早いこともあるが、後はその人次第。
反応3「無言で首を傾げる(または片言の日本語が帰ってくる)」
→日本語初級者。この場合、彼らの国の言語で証言を開始することで有効的な会話を楽しむことができ良い結果になることが多い。つまりフレッシュな反応を期待できる。これもその後が続くかどうかはその人次第。
さて、最後のグループに属する人はなぜすぐに反応できなかったのでしょうか。その理由は、質問に含まれていた「地元の方」という語彙にあります。
多くの旅行者向けガイドには、「あなたは日本人ですか?」「あなたの国はどちらです?」という表現はおそらく収録されています。でも、「地元」そして「~の方」という複合表現は、日本語ネイティブか正式な日本語教育をある程度受けている人でないとまず理解できません。
それが相手を見分ける手がかりとなりました。
まとめ
聞いたフレーズの意味を理解するには、そのフレーズに含まれるすべての語彙の意味と発音を理解している必要があります。
この「聞く」レッスンで正しい発音を耳にして、正しい意味をイメージできるようになりましょう。
そうすれば、次は、聞いた、あるいは見たフレーズの意味をノーヒントで頭の中に思い描くトレーニングの段階に入ります。そのためのレッスンが次回紹介する「フラッシュカード」レッスンです。
それでは、次回をお楽しみに。
JWLanguage(Android版)を使いこなす 第8回 レッスンメニュー「組み合わせる」について
組み合わせる、のレッスンは、前回解説した「見る」のレッスンの発展形です。それで少なくとも「見る」のレッスンと同程度以上の学習負荷がかかります。
「組み合わせる」レッスンの特徴
日本語話者が英語を学習言語とした場合、「見る」のレッスンでは「日本語」が表示されたら「英語」の選択肢が、「英語」が表示されたら「日本語」の選択肢がランダムに表示されました。
「組み合わせる」は少しアプローチが異なります。「見る」との最大の違いは、問題すべてが、選択肢ともなっていることです。左半分に第一言語、右半分に学習言語が表示されます。
すべての項目を組み合わせることで一回のレッスンが終了し、成績が表示されるのは「見る」のレッスンと同じです。
実際に練習するとわかりますが、「組み合わせる」では、第一言語(母国語)、学習言語どちらからでも選択できるという特徴があります。
とりあえず、わかるフレーズから潰していくことができてしまうために、後半になればなるほど難易度は下がってしまいます。
そのようなわけで「組み合わせる」のトレーニングは、よく似た表現の使い分けを覚えたい場合や、同じ場面で別の言い方の練習用として用いるのが良いのではないかと思います。
英語など馴染み深い言語であれば、次のスクリーンショットのように同じ表現を含むフレーズを集中的に練習するにも使っています。
上は、「聖句を紹介した後で」というコレクションを作り、それから「組み合わせる」でレッスンを始めた時の画面です。選択しながら、声に出し、徹底的に重要表現を叩き込んでいきます。
このように、1つの場面で色々な表現を使い分けることができるようになると単調さが軽減されるので自分も相手ももっと楽しく会話することが出来るようになります。
「組み合わせる」のトレーニングは、韓国語やタイ語、ヒンディー語、ミャンマー語、アラビア語など用いられてい文字そのものが日本人にとって識別しにくい言語のとき、ポイントとなる文字の部分をより速く識別するトレーニングにうってつけだと思います。*1
次回は、「聞く」のレッスンの解説です。Android関係で私たちに役立ちそうなニュースを見つけたらそれもキャッチして紹介してみたいです。
寝不足でなんとなく眼圧が高いような気がするので、今日はこのへんで。
*1:日本語を学習している方であれば必ずひらがな・カタカナでつまづきますから「組み合わせる」レッスンで日本語を一生懸命勉強している人もいるのかなあと思います。さ」と「き」、「は」と「ほ」、「ソ」と「ン」、「ナ」と「メ」など似た形のかな文字がゴロゴロありますよね。
JWLanguage(Android版)を使いこなす 第7回 レッスンメニュー「見る」について
言語の勉強には色々なメソッド(方法)があります。基本的には目や耳や口などを色々用いて練習し、用いた器官に対応する言語機能が向上します。
たくさん文字を読めば、つまり目を使えば、読解力と語彙が強化されます。たくさん聞くことで聴解力、書くことで作文力、話すことで会話力が伸びていきますが、これは前述のトレーニングで蓄えた語彙の上に積み重ねて行くことになります。*1
要するに、すべての始まりであり、基本となるのが最初の読む、つまり見る練習ということになります。テキストやフラッシュカード単語や例文や会話例や問題文を見て理解するには、書いてある文字の意味を正しく理解できなければなりません。*2
今回から、数回にわたってレッスンの記事が連載されます。その初回は「見る」レッスンの解説です。
その前に、前回の捕捉をすこしだけ書かせてください。
各コレクションを開くと、コレクションしたフレーズの一覧が表示されます。
コレクションのタイトルの下の白いバーに注目です。
左端にはフレーズの数、そして右端にフレーズの編集機能メニューがあります。
この編集機能は今のところ余り使わなくても良さそうだと思いますので、編集機能の解説は下のスクリーンショットに簡単に書き加えておくことにしました。
レッスンを繰り返すうちにコレクションの構成に違和感を覚えたら使うぐらいで良いと思います。
「見る」レッスンをする
さて、レッスンメニューの試してみよう、を試してみます。
今回は「見る」というレッスンをやってみます。
見るという文字の下に「見て語句を選ぶ」とありますから、このレッスンの目的は、読解能力を向上させることにあることがわかります。何度も何度も練習を繰り返すうちに、ほぼ瞬間的正解がわかるようになると思います。
もちろんこのアプリではただ読むだけにならない工夫がされています。
実際にレッスンを開始した様子がこちら
画面上部に第一言語(写真では日本語)が表示され、その下に学習言語で色んなフレーズが表示されます。
正解だと思うフレーズをタップすると、下のように画面下部に正解かどうかのメッセージが表示されます。この後、ネイティブの音声も流れます。環境がふさわしいなら、音声を聞きながら自分も同じように発音(シャドーイング)するとさらに効果的です。
再生される音声に対する操作
右上の①は再生速度の変更です。
タップする度に1X(標準)→ 3/4(75%の速度)→1/2(50%の速度)→1X(標準)と変更することができます。
②はスピーカーからの音声のON-OFFです。
間違えると、下のような表示がされます。(これは別に作成した少し難しいコレクションのものです。)
誤回答の選択肢はグレーアウトして選びことができなくなります。。
目に入った言葉と関係する意味や音声を結び付けられるなら、会話のどの部分を勉強しているかをつかめるので、反復練習が行いやすくなります。
最後に成績が表示されます。全部で何通りあるかは確認していません。
レッスン中はいつでも、左上の☓印をタップするとレッスンを中止して練習集のコレクションのトップに戻ることができます。
今回はここまでです。次回は「組み合わせる」のレッスンメニューの使い方解説を予定しています。
相次ぐ台風到来で週末の予定がかき乱されて困ってしまいますね。
うちは屋根のパネルが吹っ飛びました。出窓が割れなかったのが幸いです。
JWLangage(Android版)を使いこなす 第6回 レッスンメニューについて
前回までの解説で、場面に応じたコレクションを作成するところまで行けたと思います。今回は作成したコレクションのフレーズを練習する方法についての紹介となります。
とりあえずサンプルとして『自己紹介からトピックの導入まで』と第するコレクションを作ってみました。図示した『レッスンを始める』の部分をタップするとレッスンメニューが表示されます。
レッスンメニュー
JWLangageアプリでは合計5種類のレッスンメニューが用意されています。
それぞれ強化ポイントの異なる練習ができます。
用意されているメニューは、「見る」「組み合わせる」「聞く」「フラッシュカード」そして「オーディオ・レッスン」です。語学学校でありがちな「ディクテーション(聞いて書き取る)」や「シャドーイング(聞いたまま話す)」といった項目はありません。このあたりの思い切りも、外国語がうまくなることよりも、外国語で証言することを最重要視したことが伺えるように思えます。
野外奉仕では、書くことよりも、言うことが求められます。そして前回の投稿で書きましたが、外国語での証言は最初は丸暗記したものを正確に口にすることの繰り返しになります。全文原稿丸暗記を恥ずかしがる必要はありません。
やがて日々の学習が実を結び相手の行ったことに、外国語で反応できるようになり、筋書きから自分の表現で話せるようになるときが来ますが、最初はとにかく基本が第一です。
人と比べることなく、焦らず、「通じる表現」を確実に口にできるよう心がけましょう。要は、練習した範囲でこちらの伝えたいことが相手に伝われば良いのです。
しばらく公私とも多忙につき、細切れに投稿していきます。次回「見る」のレッスンの解説となります。台風が連発でやってくるようですが皆さんもご自愛ください。m(_ _)m
原稿も必要、筋書きも必要
野外奉仕の集まりの時、愛する妻が正確無比な紹介の言葉をコメントしたので、チラリと手元のスマホを見たところ・・・・
ははーん、証言例のビデオからこういうのをメモしてたのですね。これはこれで良いアイデアです。
地震リスクの高い本州太平洋側では防災関連の記事は有用性が高く、このモデル証言から会話へと繋いで、見識を深めたいところです。中には災害に備えてすごく準備している家の方もいるんですよ。リアクションは本当に百人百様です。
でも、ここまで想定どおりの会話になるとは限らないのが現実世界です。
証人として志すもの
日本国内に限ったことではありませんが、筋書きを作ることはできても、筋書きを用いることが出来る人は、あまり多くありません。手元を見てはいない人であって脳内に記憶した原稿を思い浮かべながら言葉に変換しているように見えます。
端的に言うと、メッセンジャーの中での優先順位が 資料→主題→相手 のようになっています。願わくば、相手→主題→資料 という優先順位で会話を始めて続けたいところです。
自分がうまく話せるかどうかを気にするよりも、まず相手に応じたテーマを見極めて、そのテーマを裏付けふくらませることができる資料を収集して、それから話に盛り込む技術が必要になってくるのではないでしょうか。
この技術を習得するにはとにかく筋書きの用い方(作り方とは少し異なる)をマスターするよりほかはありません。
そもそも筋書きって?
筋書きは英語でアウトラインといいます。図にするとこんな感じになるかもしれません。話を単純化するために、星マークの形をした概念を相手に伝えたいとします。
上のようなイメージの筋書きに基づいて話を割り当てられたとき、筋書きをふくらませるという意味を誤解した人の話は下の図のようなイメージになります。
うん、星を星として伝えていますから逸脱はありません。でも、これでは筋書きをなぞっただけです。ミスはないのですが、生真面目さが仇となっています。
「理屈としては正しいが感動できない話」は実在します。それは、話し手が遺漏なく情報を伝えることを聞き手の必要を満たすことよりも優先させてしまった成れの果てと言えるでしょう。
方程式に数字をはめ込むかのように、資料や聖句を所定の位置に代入しただけでは、絶対に人を動かす話にはなりません。「筋書きにはこう書いてあります」なんてネタバレ同然の発言をするのはナンセンス極まりないと思います。
筋書きのほうが良い場合
ズバリ、心をわしづかみにするには筋書きにもとづいて自由に話すのが絶対に有利です。
海外に在住中特開者や宣教者の講話を数多く聞いてきましたが、なんというかライブ感がまったく違います。聴衆の反応をリアルタイムに察して、グイグイ引っ張っていくような話し方にはカルチャーショックを受けました。
そういう話し手は手元の原稿をほとんど見ないのはもちろんですが、だからといって個人的な見解や聖書と一致しない説明もありません。そのようなミスをおかさないための準備をしていることがわかりました。
仮に彼らが、前述の星印の筋書きを用いていたのであれば、下図のような表現をしていると思います。
筋書きに基づく立体的な表現です。人によって、表現の仕方には明確な差異が現れます。こうした差異は筋書きをなぞるだけの朗読では起こり得ない現象です。
そうであっても、超えるべきでない一線を超えてはいないのです。
恥の文化が邪魔しているのか?
各国首脳のスピーチを見比べるとわかりますが、日本の政治家のスピーチは、もっぱら目線が官僚の準備した原稿に釘付けで訴求力が感じられません。
他国に比べて「言い間違いを非常に心配する」完璧主義的な傾向が足かせになっているきらいがあるように思われます。
真の雄弁家には交響楽団の指揮者のような表現者としての素質も求められると痛感します。楽譜をなぞるだけの演奏に感動はありません。
話し手にとって自分が言い間違いなどのミスをして恥をかかないことが、最重要になっている限り、その話はステージから一歩も先へ羽ばたいていかないように感じます。
原稿のほうが良い場合
しかしながら、準備したとおりの原稿を用いるのが最善のケースもあります。それは外国語での証言や講話や集会の進行です。
そういう場面では不正確な表現は通じません。むしろ徹底的に準備した証言を丸暗記して述べるのが最善なケースもあります。
冷たい言い方に聞こえますが、外国語の証言は、言いたいことが通じないなら、所詮は自己満足に終わります。相手の方はその人徳ゆえにフォローしてくれたり、礼儀正しくしてくれたりしますが、理解していません。
せっかくの証言は文法や発音の不正確さ故に空を切る結果になります。
JWLanguageの練習ではこうした基礎練習を徹底的に行うことが可能です。
今週は公開講演の準備も重なり、このような雑談に終始してしまいました。読者の兄弟姉妹には待ちぼうけを食らわせていますね。
何とか数時間だけでもフリーな時間が作れないか探してみます。
では、台風がせまっていますので、お気をつけて。
JWLibrary(Android版)を使いこなす 第33回 週ごとの聖書通読範囲のリサーチ
そういえば、今週の「生活と奉仕」の集会はリサーチ・ツールの使いこなし方に関係したプログラムが含まれていますね。
進取の気性は口にする言葉に表れる
「リサーチ・ツールで霊的な宝を探す」のビデオクリップの中では視聴者に苦手意識を抱かせないために、「とても使いやすい」「~するだけで~できます」「心配いりません」「大丈夫です」「だれもが~できるのです」などとポジティブな表現が頻繁に用いられています。
調査の能力を伸ばすこと、言い換えるなら、リサーチツールを使いこなすことは必ず霊的な進歩に貢献します。それには「使い方を覚えてみたい」「使えるようになりたい」という進取の気性とトレーニングが不可欠です。*1
現実的に言って、修得に他の人のよりも時間が掛かる人、できることがごく限られている人がいることは仕方がありません。でも払った努力に応じて報いがあります。少なくとも、修得にかかった練習時間は、修得後に節約できる時間でトレードオフできます。
私も30代後半までパソコンもインターネットも毛嫌いしており、自宅で利用するつもりは毛頭ありませんでしたが、今はその時代錯誤な考え方や評価を改めて良かったと感じています。
それで、ここからは私個人の意見になりますが、ステージでJWLibraryアプリが関係するプログラムを扱う兄弟は、例えご自身のIT知識やコンピュータ・リテラシーに自信がないと感じたとしても、「難しい」「わからない」「できない」などのネガティブなワードを聴衆に向かって口にしないで欲しいと思っています。
そのような客観性のない感想は、アプリそのものに対する苦手意識と先入観を生み出し、変化に対応するよう聴衆を励ますものとはならないと私は思います。
その週の通読範囲の聖句を検索する
たぶんこのブログの読者の皆様の多くは、パソコンもお使いになると思いますが、総合的な検索能力はJWLibraryよりも、パソコン版のWatchtowerLibraryのほうが優れています。
Androidをターゲットにしたブログの主旨と外れてしまいますので、詳しく解説しませんが、一枚だけスクリーンショットを掲載します。
例えばダニエル書の7から9章の聖句を徹底的にリサーチしたいのであれば、検索ボックスに「ダニ 7-9」と半角スペースを挟んで入力し、調査用出版物から索引を表示させれば後が楽です。
私はいちいち漢字に変換するタイムロスが嫌なので、すべて英数入力で検索しています。雑誌や書籍の略称は、それぞれの書籍の発行者ページか裏表紙のどこかに書かれています。「神の王国は支配している!」は Kr ですので、kr 50 と入力するとその書籍の50ページを検索できます。同じことを日本語入力で行ないたいなら「国 50」と入力すればいいです。
通読範囲の聖句索引をブックマーク
さて、JWLibraryだけで、ちょっとした調査をしたい場合、出版物カテゴリの「聖書に対する洞察」(以降「洞察」と略します)の聖句索引をブックマークしておくことをおすすめします。特定のコンテンツは使えば使うほど、ホーム画面の目立つ位置に表示されるようになります。
聖句索引は「洞察」の第二巻の巻末、1295-1305ページにあります。
このページは、非常に多くのリンクが含まれた項目ですので、表示までに時間が幾らか時間がかかる場合があります。もしかしたら、低性能の機種や旧型の端末では、このページは実用的な時間内に表示されないため、ここから先の方法は新機種に買い換えるまであきらめることになるかもしれません。
聖句索引を開いたら、ダニエル書まで下にスクロールさせます。リンクが多いので、処理能力やメモリに余裕が無いと、データの読み込みに表示が追いつかなくなることが多いです。操作を焦らないでください。
さて、ダニエルにたどり着いたら、書名をロングタップします。
これは、知る人ぞ知るブックマーク機能です。
「洞察」の聖句索引のダニエル書の部分をブックマークに登録しました。
あとは、右下の「閉じる」をタップして通常の操作に戻ります。
「洞察」を開いたらすぐブックマークを開く
次回以降「洞察」のコンテンツを開いている時に、メニューバーのブックマークシンボルをタップします。
そうすれば、上のブックマークの一覧が最大10箇所まで表示されますので、今回の場合はダニエルのブックマークをタップします。
ご覧のように、ダニエル書の一発表示が可能です。ここも少し表示に時間がかかる場合があります。中堅以上の性能でないと厳しいかもしれません。入門機をお使いの皆さんで一通りの操作を覚えた方は予算を組んで、高級Android端末も検討してみてください。
ご覧のようにダニエル書が表示されるはずなのですが、操作を急ぎすぎるとブックマーク先へのジャンプが上手く行かず、聖句索引のページが表示されることがあります。その場合は聖句索引のページでもう一度メニューバーからブックマークリストを開いて同じ操作を行なってください。
これで、毎週の聖書通読範囲に含まれる聖句の洞察からの資料を確認しやすくなったと思います。メモ機能を使えば、項目の本文を聖句に貼り付けることもできますが、けっこう大変です。本文の要点を簡潔なメモにする練習も必要になってきますね。
おまけ
WatchtowerLibraryでは、「ダニエルの預言に注意を払いなさい」は現時点で2012年印刷版が最新版ですが、それはJWLibraryには収録されていません。
また、印刷版については当然ながらそれより古い版が何バージョンか存在し、微妙な文章表現の違いがあります。昔、群れの書籍研究の朗読をしていた時に、その違いに気づいたのですが、どこだか忘れてしまいました。出回りの悪い会衆では在庫に混在しているかもしれませんね。いずれにしても、今と違って、更新が大々的には発表されることはまれでした。「永遠に生きる」、「聖書全体」、「啓示の書」くらいしか記憶にありません。
私は自宅の本棚整理の作業で、すべての霊的出版物を電子化(FDSスキャナーでPDF化)しましたが、最近の度重なる教義の解明もありましたので、このまま資料として用いることはできない場合もあります。まあ、どこがどう新しくなったのか、色々比較しながら読んでいくのも面白いですね。
では、また、次回。次は多分JWLanguageシリーズに戻ると思います。
涼しくなってきましたので、お疲れの出ませんように。m(_ _)m
*1:ものみの塔協会が制作し、無償で配布しているアプリは、操作そのものは決して難解なものではありません。公式ウェブサイトでもお助けページがOS別に解説され、必要最小限の説明に抑えられたチュートリアル動画も万全に準備されています。
またパソコン版のWatchtowerLibraryは、初期インストール時に練習問題付きのマニュアルを印刷することを勧めるメッセージが画面に表示されますし、あとからいつでもメニューバーのヘルプ項目から使い方を確認することができます。
コラム 第十八回 リードシートとは
すみません。今回のコラムは個人的なメモも兼ねています。多分奉仕の途中や集会前後に何度も同じ質問をされそうな気がするからです。
ウィキペディアより引用します
リード・シート(英: lead sheet)は、曲の実際の演奏のうち、メロディと和音と歌詞という基本的な部分のみを取り出して紙などに書きあらわす記譜法の一種。ポピュラー音楽の歌や、ジャズの曲を楽譜にするときによく使われる。
和音は、ポピュラー音楽やジャズの世界でよく使われるコードネーム(英: chord name または英: chord symbol)を使って書きあらわされる。メロディーは五線記譜法で書きあらわされる。歌詞は、声を出すタイミングを表現するために、声に対応するメロディーの音符の位置と、左右の位置を合わせて書かれる。日本語では、元の歌詞をひらがなに変換して、書かれる。コードネームは、その和音が使われる場所に書かれる。その他には、テンポ、調号などが書かれ、さらにリズムに関する標語が書かれていることもある。
作曲者が意図する本来の演奏にできるだけ同じになるように演奏する必要がある場合には、コードネームではなく音符で記譜するべきであり、リード・シートの使用は不適切である。メロディーとコードネームだけではうまく表現できない曲には、リード・シートは向いていない。コードネームを演奏する場合に実際にどのような音をどんなタイミングで出すのかは、リード・シートの楽譜では指示されず、演奏者が決める。即興で編曲することはジャズでよく行なわれるが、編曲する場合は楽譜通りには演奏しないので、楽譜に和音が正確に音符で記録されていなくても、困ることはなく、むしろその和音がコードネームで表現されていたほうが、どのような和音を出すべきなのかを素早く読み取ることができる。コード・ネームは即興演奏でアンサンブルを行うためにも用いられる。ポピュラー音楽やジャズ以外の世界の音楽家も、リード・シートを使うことがあるが、クラシック音楽ではあまり使われない。
リード・シートは俗に英語でフェイク・シート(英: fake sheet)と呼ばれる。フェイクとは、偽物とか、本物のふりをするという意味である。歌の伴奏を急に頼まれたが元の曲を聴いたことがないという演奏者が、リード・シートを手渡されたような場合、その演奏者は、本物の伴奏とは違うけれど、一応伴奏のように聞こえる演奏ができることがある。そのような伴奏が、本物のふりをしているという意味で、フェイクなのである。
リード・シートの曲集は俗に英語でフェイク・ブック(英: fake book)と呼ばれることがあり、「The Real Book」という曲集がもっとも有名である。これは、fakeの対義語としてrealがあるため、皮肉になっている。
そういえばウィキペディアも.orgドメインでしたね。他にはLinuxなどもそうです。Linux.org まだまだ無数にあるはず。
上記の理由で、固有名詞の「JW.org」を「org」と省略して言うのはやめてほしいんですよね〜(^_^;) 特にステージ上からは。
その言い方が聴衆にどんどん伝染していく。。